こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
🌱【前回の記事】はコチラ↓↓
最近、オーストラリアではハリーポッターシリーズが放送されており、毎回欠かさず視聴しております😍
私すずめは、大のハリーポッターLover!
小学生の頃に一作目の小説が出版されてから、大ハマり!!
新作が出るたび、徹夜する勢いで読みふけっておりました。
(映画ももちろん好きですが、なにぶんビビりなもので、血が出たりと痛そうなシーンは基本目を瞑っています…😂)
綿密に作り込まれたストーリーもさることながら、このシリーズの魅力は、個性豊かな登場人物たち!
私はその中でも、ハーマイオニー・グレンジャーがお気に入りです♪
ハーマイオニーと社会運動
ハーマイオニーは、秀才で勉強熱心な魔法使いの女の子。
ハリーやロンの良き親友として、シリーズ最後まで活躍します。
努力家なところや、まっすぐなところが大好きなのですが、特に彼女のことが気になったお話があります。
それが、“「しもべ妖精福祉振興協会」設立”。
映画ではカットされていて、小説でのみ描かれています。
屋敷しもべ妖精(有名どころはドビー)は、主人である魔法使いに仕え、身の回りの世話や雑用をこなす魔法生物。
主人に対して絶対の忠誠を誓い、解放されない限りは必ず主人に従わなければなりません。
小説でも映画でも虐げられる描写が多く、なかなか心苦しいコたちです…
そんな彼らを救うべく立ち上がったのが、ハーマイオニー。
しもべ妖精たちが無休無償の労働を強いられている事に、心を痛めた彼女。
彼らの権利を獲得すべく、「しもべ妖精福祉振興協会(S.P.E.W.)」を立ち上げます。
彼女はしもべ妖精たちの自由のため奔走しますが、そう上手くはいきません。
周りの生徒たちの支持はなかなか得られず、ましてやしもべ妖精たちから「迷惑扱い」される始末…!
しもべ妖精たちにとって、主人に仕えることこそ名誉(扱いはどうであれ)、それを奪われようものなら許さん!!といったところなのです…
彼女の活動は、物語の中では一貫して空回りするのですが…
立ち上がる勇気
私は小説を読んでいた当時(中学生とかかな?)、ハーマイオニーすごい!と思いました。
彼女の正義がしもべ妖精にとっては望まないものだったため、独善的という扱いになってしまったのですが、他者や他生物の立場を思いやり、行動を起こす勇気はカッコいい!
社会にとって当たり前のことに「違和感」を覚えるのって、なかなか出来ないことじゃないでしょうか。
ましてや、社会を変えるべく1人で立ち上がるなんて、物語ながらも感動✨
もちろん、相手が望んでいるか等しっかり調べた上で訴える必要があると思います。
ですが、ハーマイオニーの勇気と優しさ、強さは、是非見習いたいものです♪
エマ・ワトソンと社会運動
正義感溢れるアクティビストなハーマイオニーですが、映画で彼女を演じたエマ・ワトソンさんも活動家として有名です!
フェミニストとして活動し、2014年には国連本部でスピーチを行いました。
彼女は、女性の権利が主張されることで生まれる「男性嫌悪」にも問題意識を持ち、全てのジェンダーが本当の意味で平等な社会になってほしい、と願っています。
誰かを守るために誰かが悪者になってしまっては、意味が無いですもんね!女性が注目されることの多いジェンダー問題において、男性の立場に言及されているのも素敵です✨
彼女の言葉には、心に響くものがたくさんあります。
“怖いのは、全くの赤の他人が私の事をどう思うかってことが、私自身の価値に繋がっているということ”
人にどう見られているか?ばかり考えて自分を抑え込んだり、周りから求められる人になろうとすることは、とてももったいないし苦しいですよね。
誰もが自由に自分自身を表現できる、そんな社会をみんなで作っていけたらイイですね😊
おわりに
「自然保護」や「動物愛護」は、時に人から反感を買われることもあります。
でも、それを恐れて動かなければ、何も変えられない!
ハーマイオニーたちのように、周りから白い目で見られても、自分の意志を貫く強さを持っていきたいなと思います!
もちろん、他者への優しさや尊重は忘れずに♪
シリーズ人気に伴い、世界各地でシロフクロウ(ハリーの相棒として登場します)の流通が加速。違法取引まで行われる事態となりました。一方で、飼いきれなくなったシロフクロウの遺棄も問題になっています。
第二のラスカルとならないことを、願うばかりです。。