こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
昨日、タスマニアのTarkine地区についてご紹介しました。
地区内に広がる冷温帯雨林には、多様な環境と野生生物たちの暮らしが息づいています。
🌱Takineの森についてはコチラでご紹介しています!↓↓
さて、今回は、そんなTarkineの森で見かけた看板のこと。
Tarkineの森で出会った看板
コチラは、とあるポイントを訪れた際、森の入り口で見かけたもの。
この辺りに住むオオフクロネコ(Spotted-tailed Quoll)とカワリオオタカ(Grey Goshawk)が紹介されています。
この森における彼らの生態や、レンジャーの方々が気を付けていることなどが記されています。
このような、野生動物の案内板を、今回のTarkine旅でたくさん見かけました。
たくさんあるよ、動物案内板
これまで、タスマニア内の様々な公園や自然保護区、国立公園を訪れてきた私たち。
野生動物に関する案内板は、本当によく見かけます。
少し前に行ったLeven Canyonにて
見かけた時は、目を通すようにしています。
今から散策する環境には、こんな動物たちが暮らしているんだなぁ、こうやって守られているんだなぁ、と想像を膨らませることができるからです。
たとえ出会えなくても、その息づかいを感じることができます。
(あと、単純に生きものLoverだからってのもあります😂)
日本にいた頃も、よく森に出かけていましたが、ここまで多くの野生動物の案内板には出会いませんでした。
コチラはMaria Islandにて
このブログでもたびたび登場するワラビーやパディメロン(ワラビーの仲間)は、畑の農作物を食べることで、農家からあまり良く思われていません。
そんな彼らについても、案内板で見かけることがよくあります。
ただ、「農家に被害を及ぼす厄介者だ!」という内容ではありません。
他の動物たちと一緒です。
いろんな動物たちの姿を知ることが出来る、動物案内板。
希少種だから、ファンが多いから、ではない、“ここに住んでいる仲間たちだから”という理由で、紹介されています。
とても素敵だな、と思います😌
野生動物たちを知ること
自然保護の意識が高いオーストラリアは、野生動物の保護も積極的に行われています。
そのため、怪我や孤児の動物たちを受け入れている施設やサンクチュアリが多くあります。
近所の野生動物保護施設にて。
たくさんのカンガルーやワラビーたちが、
人間による交通事故にあっています
日本において、野生動物の保護が積極的に行われている印象はありません。
また、実施していても動物種が限られているイメージです。
過去に訪れてきた日本の保護施設は、傷病鳥獣のなかでも鳥や希少種がメインで、大型の野生動物は受け入れは難しいようでした
この差は何なんやろ?と考えてきたのですが、ひとつに、“野生動物への注目度”があるのかな、と感じています。
日本も、自然環境への意識は上がってきていますが、個々の動物たちというより、自然を守ろう!多様性を守ろう!というマクロな視点が多いように感じます。
多様性は個々の生きものが繋がり合っているワケやから、結局同じやろ?という声もあるかもしれませんが…
「この種が滅びないように 」「種同士のバランスを崩さないように」という考えが強くなってしまうと、「一匹くらいは問題ないだろう」「希少種なら守ろう」という意識が生まれる可能性もあるんじゃないでしょうか。
野生動物たちの表情や暮らしに注目することは、自然を守るためにも、多生物への思いやりある社会を作るためにも、大切なことだと思っています。
おわりに
日本では、植物や鳥の案内板を見かけることはあっても、それ以外の動物種はあまり見かけません。
(○○注意!等の注意喚起はよくありますが…)
野生動物たちへの理解が深まることは、人間と動物の軋轢を緩和することにも繋がります。
日本でも、野生動物たちの暮らしを知る機会が増えていったらイイなと思う、今日この頃です😌
それでは♪