こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
🌱【前回の記事】はコチラ↓↓
たくさんの野生動物たちが暮らすタスマニア。
タスマニアに来てから、いろんな動物たちとの出会いがありました…✨
その中でも、一番よく出会う哺乳類が、パディメロンです!
パディメロンってだれ?
マリア島にて
名前が個性的ですが、和名でヤブワラビーといい、ワラビーの仲間🦘
私たちがお見掛けするのは、タスマニア固有種のアカハラヤブワラビー(Tasmanian Pademelon)さんです。
(以下、パディと呼ばせていただきますね♪)
ワラビーの仲間ということで、彼らは哺乳類の1グループである有袋類。
腹部にある育児嚢(いくじのう)で子育てします。
パディは基本的には夜行性で、日中は森林の日陰などでのんびり。
自然の多い所に行くと、夕方頃からパディたちが活発になり、そこかしこで草を食べ始めます!
初めての出会いはキャンプ場!毎日5・6頭のパディたちに囲まれながら眠る幸せを噛み締めました…✨
すごく穏やかな子たちやったな。他のキャンプ場利用者の方々も、変に近づいたりせず、一定の距離感を保っててよかった
🌱【キャンプ場の動物たちの記事】はコチラ↓↓
パディメロンの親子
初めてお見掛けしたときから、その愛らしいフォルムと美しい瞳、キュートな仕草に、私たちメロメロ🥰
すっかりファンになってしまいました…
そんなパディとの思い出で、とても印象的だったのが、マリア島を訪れた時のこと。
島内を散策中、藪の中でたくさんのパディたちが、のびのび過ごしていました!
中でも思い出深いのは、夕方頃に林の中で出会った、パディの親子。
親パディさん、大あくび
かきかき…
くしくし…
どんなポーズ?
身体をピットリと寄せて、うとうとするパディ親子😳
私たちが見かけた時は、お昼寝から覚めたところのような雰囲気。
各々あくびをしたり毛づくろいしていて、ビックリさせないよう遠くからこっそり観察しました。
一度目が合った気がしたのですが、その後また毛づくろいを再開しました
仕草が可愛いのなんの!!
お互いにジッとしていないけど、絶対に身体は離さないのが、また…いとおしい…
親子の愛を感じ、ほっこりしたひと時でした😊
実は身近で子育てしています!
タスマニアに来てから、ウォンバットやポッサム、タスマニアバンやブラックスワンなど、たくさんの動物たちの子育てを見かけました。
親は子がちゃんと着いてきているか、周りに危険が無いか気を配り、子は親から離れないよう一生懸命着いていく。
そんな親子の姿は本当に素晴らしく、いつも感動してしまいます✨
タスマニアでは、野生動物の子育てを見る機会が多い気がするよな
日本でも、シカやイノシシ、クマ、サル、いろんな野鳥たちの親子を見かけたけど、タスマニアの方が多いかも!
手付かずの自然が残っていること、街が自然に囲まれていることなどから、彼らの暮らしと人間生活の距離感が生まれているのかな、と感じます😌
動物たちの困りごと
そんなタスマニアの動物たちですが、深刻な問題を抱えています。
それが、ロードキル。
道路上で起きる、野生動物の死亡事故です。
日本でも、ロードキルは悩ましい問題。
日本・タスマニア共に、多くの事故は夕方から夜明けといった、視界の悪い時間。
夜行性の動物が多いことが所以しています。
🌱コチラの記事で【日本のロードキル】についてご紹介しています↓↓
動物たちの命を一瞬で奪ってしまうロードキルですが、ここタスマニアの道路は世界的に見ても危険な場所だと言われています!
私たちもタスマニアに来てから、ロードキルの多さには本当に驚きました。。
子育て中の動物が事故に合い、親を失うケースも多く、孤児となってしまった動物たちの保護は絶えません…
まだまだ親の愛が必要なのに、急にひとりぼっちになってしまうなんて…本当に胸の潰れる思いです。。
ロードキルで亡くなる野生動物の50%が、ポッサムとパディメロンなのだそう※😞
仲睦まじい親子パディを思うと…めちゃくちゃ悲しいです。。
※Tamar Valley Wildlife Roadkill Initiativeより
タスマニアのロードキル事情
等が挙げられています。
ロードキルを減らすため、エコダクト(野生動物用の通り道。アニマルパスウェイとも)の設置やロードキルの発生地を記録するアプリの開発、道路標識の設置など、様々な取り組みがなされています。
また、都市郊外の方では、道路の速度規制を下げるといった動きも。
しかし、まだ動物たちの安全には足りません。。
🚗🚗🚗
ロードキルを減らすためには、市民一人ひとりの心掛けが、とても重要になってきます。
・速度を抑えて、周りに気を配りながら運転すること。
・ロードキルを見かけたら、(危険でなければ)遺体を端に寄せること
・暗い時間帯の運転は避けること
などなど、行動を少し変えることで、失わずに済む命があります!
これは私たちもできていませんが、そもそも運転量を減らすことや、相乗りをすることで、車の総数事態を減らすことも効果的かもしれません。環境にも良いし!
できるだけ歩くようにしとうけど、公共交通機関が無いから、なかなか難しいんよな…
公的な取り組みと個人の取り組み。
それから、様々な企業や団体の取り組み。
たくさんの協力があって初めて、動物たちの安全は保障されると思います!
みんなで手を取り合って、優しい共存の形を見つけていけるといいな😌
おわりに
タスマニアに来てから、パディを始めたくさんの動物たちの親子愛に触れた私たち。
彼らの暮らしが、私たち人間の手で危険にさらされている…!
身近に野生動物たちが暮らしているということを意識して、生活を見直すことが大切です!
野生動物たちが安心して子育てできる、優しい社会になっていくことを願っています✨
私たちも、安全運転を心がけますよー♪
/葉っぱのお布団とおひさまで良い気持ち~\