こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
🌱【前回の野生動物記事】はコチラ!↓↓
タスマニアに来てから、たくさんの生きものたちとの出会いがあった私たち。
今回ご紹介したいのは、コチラ!
ハリモグラさん!
車に乗っていると、たまに道路脇を歩いているのを見かけます。
丸くて、鼻先が長くて、なんとも言えない愛らしさ…✨
前だけ見つめて、トコトコ一生懸命歩いています。
その姿から、「ゆっくり、自分のペースで、自分を信じて生きて行けよ」というメッセージをもらっている気がしたり、しなかったり。(ん?)
ハリモグラって?
タスマニア含むオーストラリア全土(ニューギニア島の一部)に棲息している単孔類。
卵を産む哺乳類です。
カモノハシと同じですね!
タスマニアにいるのはTasmanian Short-beaked Echidna(亜種)。
生息地が多様で、タスマニア全土に暮らしています。
本土のハリモグラたちと比べ、とげが少なめなようです。
後ろから見るとこんな感じ
視力が良くない彼らは、嗅覚と聴覚で餌やパートナー探しをします。
特徴的な鼻を使って土の中のアリや幼虫、ミミズを探し、捕食します。
基本的に単独行動なのですが、繁殖期になると、通称「ハリモグラ列車」と呼ばれる、雌1頭に対し雄数頭がゾロゾロ連なる行動が見られます!
シーズンは、まさに今!🚋
今年も良きパートナーたちが生まれていることを願います
(婚活業の人?)
ハリモグラの困りごと
オーストラリアではお馴染みの動物・ハリモグラさん。
実は、様々な困難を抱えています。
先ほど生息地は多様とお話しましたが、中でも枯れ木や下草のある環境を好みます。
都市や町で暮らしているワケではありません。
自然環境の開発が進むことで、棲息地が失われていっています。
タスマニアは捕食者が少ないため、捕食圧(捕食が及ぼす被食者の増減などの作用)による個体数の減少は、現在は危惧されていないそう。
が、タスマニアデビルの人工繁殖やタスマニアタイガーの再導入計画などが、この先、彼らの棲息を脅かすことに繋がるかもしれません。
もうひとつ、私たちが危機に感じているのが、ロードキル。
野生動物の保護施設や動物病院には、ロードキルが原因で保護されてくる野生動物が後を絶ちません。
私たちが出会ったハリモグラたちは、基本的に道路わきの草地にいました。
時に、道路を横断している姿も見かけます。
そんな彼らも、やはりロードキルの被害者となっています。。
たまに動物用横断路(アニマルパスウェイ)があったりもするけど、それでは補え切れてへんし、やっぱドライバーの意識が必要なんやと思います
道路上をハリモグラが横断している時は、よく車を停めて、行き過ぎるのを待つようにしています。
ですが、交通量が多い場合は、轢かれてしまう可能性があるので、移動させてもらいます(申し訳ないのですが…)。
音に敏感なので、地面をトントンしてハリモグラを草地に誘導しています。
日本と違い、道路わきに側溝が無いのが、せめて良かったなぁ。落っこちたら、きっと出てこれないんだろうなぁと思います😰
どんな生きものにも言えますが、絶滅の危機に瀕してから注目されるのでは遅いと思います。
そしてなにより、個々に大切な人生があります。
一匹一匹、一頭一頭の暮らしを大切にしていきたいですね。
おわりに
とってもキュートで不思議な生態のハリモグラさん。
そんな彼らの暮らしは、人間活動による危険と隣り合わせです。
私たちが都市で暮らすときも、自然の中で過ごす場合も、身の回りには生きものたちがいて、思いもよらない形で影響が及ぶ。
生きものたちの暮らしを意識して、彼らの暮らしに合わせられる余裕を、私たち人間側が持てたらいいな、と思います。
もう十分便利な暮らしさせてもろてるもんな。速度に気を付けたり、開発を思い留まったり、一歩引くことが出来るとエエよな
脱炭素も、再エネ施設をたくさん作って解決、じゃなくて、電力に頼り過ぎない工夫をすべきなんじゃないかな、と思います。足るを知るって、大事ですよね
彼らが、タスマニアで平和に暮らし続けられることを願っています😊
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