必死のパッチでエコライフ!

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【タスマニアの動物】ハリモグラから「人間の暮らし方」を考える。


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こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!

 

 

🌱【前回の野生動物記事】はコチラ!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

 

タスマニアに来てから、たくさんの生きものたちとの出会いがあった私たち。


今回ご紹介したいのは、コチラ!

 

 

 

 

 

 

ハリモグラさん!

 

車に乗っていると、たまに道路脇を歩いているのを見かけます。

 

丸くて、鼻先が長くて、なんとも言えない愛らしさ…✨

前だけ見つめて、トコトコ一生懸命歩いています。

その姿から、「ゆっくり、自分のペースで、自分を信じて生きて行けよ」というメッセージをもらっている気がしたり、しなかったり。(ん?)

 

 

ハリモグラって?

タスマニア含むオーストラリア全土(ニューギニア島の一部)に棲息している単孔類。

卵を産む哺乳類です。

カモノハシと同じですね!

 

タスマニアにいるのはTasmanian Short-beaked Echidna(亜種)

生息地が多様で、タスマニア全土に暮らしています。

本土のハリモグラたちと比べ、とげが少なめなようです。

 

 

 

後ろから見るとこんな感じ

 

 

 

視力が良くない彼らは、嗅覚と聴覚で餌やパートナー探しをします。

 

特徴的な鼻を使って土の中のアリや幼虫、ミミズを探し、捕食します。

 

基本的に単独行動なのですが、繁殖期になると、通称「ハリモグラ列車」と呼ばれる、雌1頭に対し雄数頭がゾロゾロ連なる行動が見られます!

 

シーズンは、まさに今!🚋

 

今年も良きパートナーたちが生まれていることを願います

(婚活業の人?)

 

 

ハリモグラの困りごと

オーストラリアではお馴染みの動物・ハリモグラさん。

実は、様々な困難を抱えています。

 

先ほど生息地は多様とお話しましたが、中でも枯れ木や下草のある環境を好みます。

都市や町で暮らしているワケではありません。

自然環境の開発が進むことで、棲息地が失われていっています。

 

 

 

牧草地によく枯れ木の塊が置かれているのですが、

その周りで見かけることも。

写真真ん中にハリモグラさんがいらっしゃいます

 

 

 

タスマニアは捕食者が少ないため、捕食圧(捕食が及ぼす被食者の増減などの作用)による個体数の減少は、現在は危惧されていないそう。

が、タスマニアデビルの人工繁殖やタスマニアタイガーの再導入計画などが、この先、彼らの棲息を脅かすことに繋がるかもしれません。

 

 

 

もうひとつ、私たちが危機に感じているのが、ロードキル

 

タスマニアは、ロードキルの被害が深刻です。

野生動物の保護施設や動物病院には、ロードキルが原因で保護されてくる野生動物が後を絶ちません。

 

私たちが出会ったハリモグラたちは、基本的に道路わきの草地にいました。

時に、道路を横断している姿も見かけます。

 

そんな彼らも、やはりロードキルの被害者となっています。。

 

たまに動物用横断路(アニマルパスウェイ)があったりもするけど、それでは補え切れてへんし、やっぱドライバーの意識が必要なんやと思います

道路上をハリモグラが横断している時は、よく車を停めて、行き過ぎるのを待つようにしています。

ですが、交通量が多い場合は、轢かれてしまう可能性があるので、移動させてもらいます(申し訳ないのですが…)

音に敏感なので、地面をトントンしてハリモグラを草地に誘導しています。

 

日本と違い、道路わきに側溝が無いのが、せめて良かったなぁ。落っこちたら、きっと出てこれないんだろうなぁと思います😰

 

どんな生きものにも言えますが、絶滅の危機に瀕してから注目されるのでは遅いと思います。

そしてなにより、個々に大切な人生があります。

一匹一匹、一頭一頭の暮らしを大切にしていきたいですね。

 

 

 

おわりに

とってもキュートで不思議な生態のハリモグラさん。

そんな彼らの暮らしは、人間活動による危険と隣り合わせです。

 

私たちが都市で暮らすときも、自然の中で過ごす場合も、身の回りには生きものたちがいて、思いもよらない形で影響が及ぶ。

生きものたちの暮らしを意識して、彼らの暮らしに合わせられる余裕を、私たち人間側が持てたらいいな、と思います。

 

もう十分便利な暮らしさせてもろてるもんな。速度に気を付けたり、開発を思い留まったり、一歩引くことが出来るとエエよな

脱炭素も、再エネ施設をたくさん作って解決、じゃなくて、電力に頼り過ぎない工夫をすべきなんじゃないかな、と思います。足るを知るって、大事ですよね

 

彼らが、タスマニアで平和に暮らし続けられることを願っています😊

 

 

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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