こんにちは、農業法人にて就農中のすずめです!
じりじりと暑い日が続いていますね。
私たちが住む関西地方は、遂に梅雨明けが発表となりました。
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働いている農園では、お米や麦、大豆、お野菜など、様々な作物を育てています。
私たちは特別栽培のハーブ畑を担当しています!
ここ最近まで、現場の方々の間でよく話されていた悩みがありまして。
それが、『雨』のこと。
7月上旬に、大豆担当の方々が種まきをされていたのですが、まいた翌日に大雨が降り。
水分を含み過ぎると、発芽率が下がってしまう大豆。
「芽が出たらエエなぁ」的な、私たちがお家で楽しんでいる家庭菜園とは違い、出荷先や契約先が決まっている職場。
一定の収量は必要な中、今回の雨は痛手だったようで😓
皆さん、「どないしよ…」と苦笑いされていました。
🐸🐸🐸
ハーブ畑は、雨の日は収穫が出来ない等といったコトは、基本的にはありません。
畑は、大雨の後にはプール状態になり(圃場整備後で、水捌けが良くないのです)、水分にさらされ続けることで、根が傷んでしまう場合も。
水を逃がすために、前もって鍬で溝を切っておくことも大切です。
あと、ずぶぬれで作業するのは、やはり大変。
溝が機能しないと、畝と畝の間がジャブジャブに…
近頃、よく職場の方々がおっしゃられるのが、
“お天気が読めない”ということ。
今年の梅雨は特に難しかったようで。
天気予報を見て「今日は降らない」と思って作業していたところ、急な土砂降りになったり。
農場近辺だけ土砂降りで、隣町は晴れてたり。
変な天気やなぁ、と、口々におっしゃられていました。
もちろん、予報だけでなく、空の様子等も見て判断しておられますよ!
🐸🐸🐸
そんな、表情がコロコロ変わる空模様の中、凄いなぁと感じていることがあります。
それは、お天気と寄り添いながら暮らす野生動物たちの姿。
つい先日のこと。
青空の下、作業をしていた私たち。
ふと風向きや湿度が変わったかと思うと、川上の山の方から、灰色の雲がモモモモ…と現れ…
と、共に訪れる、急な静けさ。
賑やかに鳴いていた鳥たちの声は聞こえなくなり、飛ぶ姿も見られなくなって…
ものの5分ほどで、猛烈な土砂降りに…!
写真では分かりづらいですね
その後、弱まったり強まったりしながら降り続けた雨。
そこから、これまた急に、鳥たちの声や姿が目立ち始め…
あれよという間に、雨は上がりました😲
🐸🐸🐸
ヒバリがさえずりを止めたり、畑に集まるヒワたちの姿が見えなくなったりする様子は、「もうすぐ通り雨が来るからねー!」と、私たちに教えてくれているかのようでした。
自然の中に暮らす生きものたちからは、日々たくさんの気づきや学びをもらっていて。
驚きと感動の連続です。
自然界に「絶対にこう!」は無く、変化し流動していくもの。
コンピューター通りにはいかないものだと思います。
だからこそ、自然をじっくりとみて、感じて、思考していく力が必要で。
そんな自然との付き合い方は、自然に生きる生きものたちに教えてもらいながら。
気候変動の時代を生きていけたらいいなぁと思っています。
もちろん、気候変動に拍車をかけるような人為的行動も抑制していくべきやと考えてます!
悩み多き雨ですが、農にとって必要不可欠な存在。
何より、人間を含む全ての生きものの暮らしを支えてくれる、大切な存在です。
感謝の気持ちを胸に、試行錯誤していきたいです😌
厳しい暑さが予想される今夏ですが、これからも頑張っていきますよー!
それでは♪
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