必死のパッチでエコライフ!

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【オーストラリアの動物】木登り上手なオオトカゲ


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こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!

 

現在、クイーンズランドの動物保護施設でボランティアをしています。

 

 

🌱前回のボランティア関連記事はコチラ!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

本日は、施設周辺で見かけるトカゲのこと。

 

 

 

オオトカゲとの出会い

初めての出会いは、突然。

 

お手洗いに行っていたヤマセミさんが、慌てた様子で私を呼びました。

 

彼女が必死に呼ぶときは、困った事が起きたか、生きものを発見したか。

小声で、早く来てほしいけど、静かに来て…といった無理難題を要求するヤマセミさん。

こりゃ後者やな…と、忍び足で向かうと、木を見るよう促すヤマセミさん。

 

恐る恐る木を見上げたところ…

 

 

 

/見つかっちゃった\

 

 

 

Soooooooooooo

big!!!!!!!!😲

 

 

1mは超えるであろう、大きなトカゲさんが!!!!

一瞬ワニかと思いました!!

 

 

本土には大きなトカゲがいるとのコトで、タスマニアを出る前からワクワクしていた私たち。

その迫力と、美しさと、カッコよさと…まぁとにかく色んな感動で、しばし見惚れてしまいました😍

 

 

 

 

 

 

このトカゲさん、レースオオトカゲ(Lace monitor)といいます。

 

ヤマセミさんがお手洗いにいるとき、すぐ側の木を登っていったのだそうです。

 

 

 

レースオオトカゲって?

オーストラリア東部に分布する彼ら。

130~180㎝ほどの、国内では2番目に大きなトカゲです。

 

主に昼行性で、昆虫や爬虫類、小さい哺乳類、鳥や鳥の卵などを食べます。

動物の死骸も食べます。

 

“森の掃除屋さん(スカベンジャー)の役割も担ってるんやな!

 

地表と樹上、両方で生活する、半樹上性。

熱帯雨林や森林が主な棲息地ですが、都市部周辺でも見かける、地元では結構身近なトカゲとなっています。

 

卵をシロアリの巣(アリ塚)に産み、孵るまで守ってもらうのだそう!

 

 

 

樹上の戦い

私たちが初めてオオトカゲを見た数日後、ディンゴの獣舎脇の木で、再び見かけました。

(同じコかはわかりませんが)

 

気付いたのは、キッチンにいた時。

キッチンは外にあるため、周辺の音がよく聴こえます。

 

獣舎がある方向から、数羽のワライカセミの鳴き声がしました。

ただ、よく聞く「ワハハハハ…」というものではなく、何というか、必死さのようなものを感じました。

 

 

 

施設近辺にお住まいのワライカセミさん。

毎朝・夕に、キッチン横の木へとやってきます。

ルーティーンなのかな?



 

あまりの声の激しさに、ビックリの私たち😲

ディンゴたちに何かあったのでは!?と見に行きました。

 

 

獣舎近くに行くと、3、4羽のワライカセミたちが、1本の木の枝に向かって、交互に攻撃のようなものを仕掛けています。

 

 

 

正面の木の上の方です

 

 

 

何があるんやろ?と、各々、望遠レンズと双眼鏡で見てみると…

 

 

 

お分かりいただけるだろうか…

 

保護色過ぎて木と同化してますが

 

 

 

オオトカゲさんがいらっしゃいました!!

 

ワライカセミたちのアタックに、時々顔をそらしつつも、動かないオオトカゲ。

その内、ワライカセミたちは諦めたのか、森の中へと飛んでいきました。

 

彼らの縄張りだったのか、近くに巣があったのか…私たちにはわからない事情があるようでした

 

因みに、それから3日経った今日も、オオトカゲの姿は変わらず木の上に。

私たちが見ていない時間に木を降りているのか?

ずっと動いていないのか?

私たちには分かりませんが、オオトカゲにとって居心地の良い木のようです🌳

 

 

いろんな木があるとイイね

今回のオオトカゲとワライカセミのやり取りを見ながら、動物と木の繋がりを、改めて感じました。

森の中での生活を始めて10日ほど経過し、「このコはこの木なのね」という、なんとなくの縄張りや好む場所が見えてきています。

 

種類の多様さだけでなく、高い木や低い木。

枝が大きく張ってたり、葉がたくさん茂ってたり。

 

いろんな木があって、それぞれの木に寄り添う動物たちの暮らしがあります。

 

 

 

下にあるのはお手洗い



 

諦めたワライカセミたちは、別の場所を見つけられたのでしょうか。

時々、森の奥から声が聞こえてきます。(彼らかはわからんけど)

 

動物たちも私たちと一緒で、引っ越しもするだろうし。

居心地のいい場所で暮らしたいだろうし。

雨風を避けたり、暑さ寒さを防いだり。

時々、場所を取り合ったりもするけど。

 

森に多種多様な木があることで、動物たちの暮らしは豊かになります。

 

もちろん、木だけやなくて、草や岩、土、水辺、他の動物たちetc…全部大事やけどな!

 

施設のオーナーさんは、プロパティ全体の自然環境も大切に守っています。

これからもきっと、たくさんの野生動物たちが暮らしていくんだろうな、と思っています😊

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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