お題「においをかいでふと思い出した記憶(めっちゃ短いエピソードでもぜひ聞かせてほしいです)」
こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!
現在、野生動物の保護施設にて、住み込みボランティア中です。
お世話になっている施設では、時々、焚火をしています。
先日、オーナーさんに「火を点けといてくれる?」と頼まれた時のこと。
焚火の際に、段ボールなども一緒に燃やします
火が徐々に燃え広がる様子と、においを感じながら、ふと昔の記憶が過りました。
思い出したのは、私が年長さんくらいの頃のこと。
父の知人の家を訪ねた時の出来事です。
父の知人のはなし
父は本業の傍ら、野生動物の調査をしていました。
その調査で知り合った方と、とても仲良くなり、家族ぐるみで会ったりしていました。
仮に「おじちゃん」としておきます。
おじちゃんも私の父も声がとても大きくて、2人が外で話していると、内容まで聞こえます😂
おじちゃんは父より一回り以上年上だったので、仕事仲間としてもですが、父を息子のように可愛がっていました。
(当時の私にはわからん事ですが、後に母が言っていました)
父もおじちゃんといる時、とても楽しそうで。
そんな雰囲気含め、私もおじちゃんといる時間が好きでした。
初めての囲炉裏
おじちゃんのお家は、山を少し上がった所にある木造建築で、歴史ある建物なのだそう。
周りにはツキノワグマやカモシカなど、たくさんの野生動物たちが暮らす、自然豊かな環境です。
(2020年 撮影)
初めて遊びに行ったのは、雪の降り始めた頃。
当時の我が家からさほど遠くはなかったのですが、
広い土間やぼっとん便所、囲炉裏、五右衛門風呂…
家の中は初めてのもので溢れてて、とてもワクワクしたのを覚えています。
(でも少しだけ怖かった。なんでやろ)
おじちゃんは私に、囲炉裏の火を起こしてくれないか、と言いました。
よく家族でキャンプに行き、バーべーキューしたりしていたのですが、
なぜかこの時、「こんなとこに火って点くんやろか?」と不思議に思いました。
それから、やり方を教わりながら、竹筒で必死にフーフーして(たまに灰を吸って むせたり)、何やかんや火を起こせました。
この時の、火が大きく育った瞬間の匂いが、なぜか先日の焚火と重なったのでした。
五感の記憶
おじちゃん宅のことは、これまでも度々思い出す機会がありまして。
古いお家に行ったとき、
薪で炊くお風呂に浸かったとき、
照明が暗く感じたとき、
トイレが寒すぎてお尻が凍えたとき😂、
板張りの床が冷たかったとき、、
きっかけが多様なのは、それだけ当時の私にとって、刺激的で魅力的な出来事だったからでしょうか。
何より、おじちゃんのあたたかな人柄が、思い出を “思い出したい素敵なもの” にしてくれているのかもしれません😌
とある東北で入った薪風呂。
周囲の風景も何となく似てて、懐かしく感じました
もう、おじちゃんに会ったり、感謝を伝えることは叶いません。
野生動物にとても詳しかったおじちゃん。
今の私として、彼といろんなお話がしたかったなぁ、と思います。
(あと、一緒にお酒も飲みたかった)
因みに、自分で起こした囲炉裏の火は、なんとな~く温かかったです。
みんなで囲む感じが、子ども心に「なんかイイなぁ」と思いました。
雪国にお越しの際は、冬の冷たさと火の温もりをセットで体験くださいませ!
何の宣伝や
おわりに
大人になり、自分で行く先も住む場所も選べるようになりました。
素晴らしい世界を知り、たくさんの素敵な出会いがありました。
ただ、幼少期に体験したあの出来事は、30年近く経った今も、私の中に色濃く残っています。
ふと思い出すものが、あたたかな記憶(火だけに)なのは、幸せなことだなぁ…と思います😊
今を生きる子どもたちにも、たくさんの大切な思い出を胸に、成長してほしいなぁと願っています✨
それでは♪
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