今週のお題「やったことがあるアルバイト」
こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです！
普段は自然保護や野生動物、エコに関する情報を発信しております。
昨日、“今週のお題”の存在を知りまして、やってみよかなと思い立った新参者です🙏
高校生から大学生にかけて、いくつかのアルバイトをしました。
子どもの頃から「野生動物を守るお仕事をするねん！」と思い続けてきまして、アルバイトにもその影響(？)が及んでいた私。
本日は、そんなバイト経験の中でも印象深かったものをご紹介します！
動物病院の看護助手をしてました
大学生の頃の話。
当時住んでいたアパートの近所に動物病院がありまして、傷病鳥獣(怪我や病気の野生動物)の受け入れもされていました。
獣医療の現場を知りたかったのと、傷病鳥獣の保護に関わりたかったことから、応募。
お給料は、当時の最低賃金。
学費を稼がねばならん状況だったため、時給の高い飲食系アルバイトや家庭教師で帳尻を合わせるという、なんとも容量の悪いことをしてました💦
（田舎だったので、仕事もそんなに選べるほど無く…）
獣医療の現場は、当然ながらとても過酷。
当時の気持ちは言葉に表し難いのですが、とにかく日々たくさんのことを考えました。
傷病鳥獣について
そんな私にとって、特に印象的だったのが、傷病鳥獣の保護。
もともと父の仕事の関係で、実家で傷病鳥獣の一時保護をしていたのですが、最後まで関わりたい！と思っていました。
動物病院には主に、怪我や巣から落ちた野鳥が運ばれてきました。
巣立ち雛が怪我をしていると間違われて、運ばれてくることも💦
野鳥たちは基本的に、治療を行った後、回復を見届けてから野生に返します。
巣から落ちた子に関しては、こまめな給餌が必要。
夜はスタッフ交代でお世話しながら、成長を見守りました。
巣から落ちた雛や巣立ち雛は、近くに親鳥がいることが多いです！すぐに保護せず、見守っていただけますと幸いです🙏
私を変えた出来事
私に大きな衝撃を残したのは、怪我をしたトビが運ばれてきた時のこと。
人工物にぶつかったらしく、片目の陥没と羽を骨折していました。
弱々しくも、懸命に生きていたトビ。
トビは安楽死されることになりました。
理由は、治療をしてもこれまで通りの生活は出来ないこと。
羽根と視力を失った鳥が自然界で生きていくのは、難しいこと。
動物病院では傷病鳥獣の治療をしていますが、終生飼養する施設や人員は整っていませんでした。
安楽死を選択した獣医さんは、本当に苦しそうでした…
この時、日本に野生動物のサンクチュアリの必要性を強く感じました。
保護された動物たちが、心身ともに安全に暮らすことのできるサンクチュアリは、世界中に広がっています。
人間によって苦しむ動物たちが、少しでも減るように。
無力さを痛感した私でしたが、より将来への意志を固くする出来事でした。
アルバイトは学びの場！
そんなこんなで、私にとって印象深かった動物病院。
実は、他のアルバイトも将来を考える糧になりました！
飲食店は、毎日の廃棄量が凄まじく、食品ロスについて考える機会に。
家庭教師では、次世代のリアルな姿を学ばせてもらいました。
また、この頃、野生動物関係のイラストレーターのバイトもしており、生態や形態、表情の豊かさなど、動物について より深く知ることができました。
それらの経験の後押しもあり、卒業後、念願の自然保護の仕事に就くことができました☺
大学時代のボランティアやインターンシップも、めちゃくちゃ勉強になりました！経験って大事やね🌸
色々あって今はタスマニアにおりますが、ここでの経験も、日本の自然や動物たちのために生かしていきたい所存です！
私にとってアルバイトは、大変だけど大切な学びを与えてくれたもの。
今アルバイトを頑張られている方々が、「しんどかったけど、やって良かったわ！」と思えますように🙏✨
★最後まで読んでいただきありがとうございます★
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