必死のパッチでエコライフ!

必死のパッチでエコライフ!

自然保護につながる様々な取り組みを、田舎の片隅から発信中!

20230221194653
20230221194639

野生動物の救護センターの1日【ボランティア in 南ア】


スポンサードリンク

 

こんにちは、アフリカ旅中のすずめです!

 

 

私たちは昨年末から2週間、南アフリカにある野生動物の救護センター「C.R.O.W.」にて、住み込みボランティアに参加していました。

 

 

🌱C.R.O.W.の記事はコチラ!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

野生動物の救護センターとは、ケガや病気などの野生動物たち(傷病鳥獣)を治療・リハビリし、野生に帰れるようサポートする施設です。

 

本日は、施設での とある1日をご紹介します!

★以下、施設でのボランティア最終日に書いた内容となっています

 

 

午前

6時頃 起床

暑いイメージのあるアフリカですが、現在の南アフリカは雨季。

雨の日の朝は肌寒いくらいだったりします。

 

身支度を済ませ、ご飯を食べたら出発!

 

 

7時~ 幼鳥・傷病鳥の給餌&ケージのお掃除

その日のスタッフさんたちと分担して、鳥たちのごはんの用意やケージのお掃除をします。

 

 

 



 

それぞれの鳥たちに応じた食べ物があるので、間違いのないようダブルチェック!

また、直接給餌をする必要があったり、自分で食べられたりと、様々。

 

体調や前日のごはんの残り具合なども考えながら、準備していきます。

 

 

 

 

 

 

ケージと触れ合うお掃除の時間は、鳥たちにとって心地の良いものではありません。

速やかに、でも丁寧にと心掛けています。

 

お水がきれいになった途端、ワーッと水浴びをしたり、新鮮な果物に嬉しそうだったりと、彼らのいろんな表情が見られる瞬間でもあります😊

日々の成長や快復を感じて、嬉しいよな~。もちろん、彼らが人に慣れてしまわないよう気を付けます

 

小型の鳥たちが終了したら、カラスやトキなど中・大型の鳥たちの番になります。

 

 

 

8時頃~ リハビリ中の鳥類の給餌

療養が終わったり、成鳥になったといっても、すぐに野生に戻るのは難しいです。

そこで、少し広めで自然物の多い獣舎に移り、しばらく過ごしてもらっています。

 

 

 

小型の鳥たちの獣舎。

鳥たちから人が見えにくい作りになっています

 

 

 

各獣舎には小さな窓があり、中の様子が確認できます。

 

 

 



 

鳥たちにとって、人の存在が出来るだけ気にならないようなタイミングを見計らって、素早く給餌を行います。

彼らの野生を失わないために、とても大切なことです。

 

 

 

 

9時頃~ 幼鳥・傷病鳥の日光浴

お天気のいい日は、お外に出て日光浴。

万が一ケージから出てしまった時のために、日光浴のスペースには全面フェンスがしてあります。

 

外から野生動物が入ってくることも防げるので、大事な設備ですね😉

 

鳥たちはお日様の光を浴びて、とっても気持ちよさそう!

羽を広げたり、地面にペタッと座ってまどろんだり…

思い思いの過ごし方😊

 

 

 

羽を広げて、のび~~っ♪

各ケージに日陰スペースも作ってあります

 

 

 

日光や風を気持ちよさそうに感じている鳥たちを見ていると、なんとも幸せになります✨

 

 

 

随時 サル・カメの給餌の準備

施設には現在、バーベットモンキーと数種のリクガメが暮らしています。

 

他の作業との兼ね合いを見つつ、ごはんの準備に取り掛かります。

スタッフ同士、休憩を取り合いながら、ひたすらお野菜・果物をカット!

 

12時ごろになったら、私たちは宿舎に戻ってお昼ご飯を食べます🍚

 

 

午後

13時頃~ 鳥の給餌&ケージのお掃除

幼鳥・傷病鳥たちをお部屋に戻したら、午後のご飯タイム。
お日様でふわふわになった鳥たちは、心なしか食欲が増しているように感じます😊
 
身体いっぱい水浴びをして、ごはんを食べて…
元気に野生へと帰っていける日を、願います✨
 
 

続いて、リハビリ中の鳥たちのごはん。

刺激しないよう、小窓から静かに彼らの様子を観察。

午前中のごはんの減り具合も確認します。

 

 

 

大型の鳥たちのリハビリ用獣舎は、自然物が目隠しに。

 

 

 

14時頃~ カメの給餌

午前中に用意したごはんを持って、カメの獣舎へ。
 
施設内にはたくさんの植物が生えていて、中にはカメたちの好物もあります。
獣舎への道中、植物を摘んでいきます。
 
 
 



 

大まかな成長段階によって獣舎を分けているのですが、小さなカメたちは屋根のある環境で過ごしています。

 

彼らの体調を見ながら、日光浴や水浴びが出来る環境に、一時的に移動してもらうことも🐢

その際、雌雄が混ざらないように気を付けます。

 
 
 

水に浸かったり、草を食んだり、のびのびしています~😊

 

 

 

15時前後~ 翌日の準備&掃除

日持ちしたり、ハンドミキサーを使ったりするような時間のかかるごはんは、前日から作り置きしています。
また、いつ動物たちが保護されてきても大丈夫なよう、清潔なケージのストックを用意しておきます。
 
施設内のお掃除も欠かせません。
床や机をキレイにして、翌日も気持ちよく&清潔に活動できるように✨
 
 
 

随時 リハビリ中の猛禽類の給餌

施設では、フクロウやワシタカなどの猛禽類もリハビリ中。
 
力が強く、鋭い爪やくちばしを持っている彼ら。
彼らを驚かせたり怖がらせてしまうことで、事故に繋がる可能性があります。
鳥たちのためにも、私たちのためにも、給餌は慎重に行います。
 
 
 

フクロウ舎は目隠しで覆われ、壁に小さな穴が開いています
 

穴から鳥たちがどこにいるかを確認して…
 

離れた場所にいることが確認でき次第、

すばやく給餌!

壁に小さな扉が付いています

 

ワシタカ類は大きなフライングケージにいます

 
 

 

随時 傷病鳥獣のレスキュー

傷病鳥獣を見かけたとの連絡が入り次第、レスキュー用の道具を用意して、連絡をもらった場所へと向かいます。
 
 
 

 
 
 
怪我を負った野生動物たちが抱える恐怖心は、はかり知れません。。
彼らの心身に出来るだけ負担がいかないよう、速やかに保護できるよう心掛けます。
 
連絡を受けた時の情報をもとに、レスキューに向かうメンバー全員で保護の流れを共有します。動物たちの確実な行動パターンはもちろん読めませんが、前もって様々な「もしも」を想定しておくことは大切!
 
 
 
🐦🐦🐦
 
 
 
他にも、各動物たちの環境エンリッチメント等、いろいろ。
もちろん、動物種や傷病の具合などによっては、動物看護師さんのみが行うものもあります。
※動物の福祉と健康を改善するために、飼育環境に対して行われる工夫(市民zooネットワークより)
 
 
毎日行うこともあれば、日によりけりなこともありますし、臨機応変に行うこともある。
命ある場所だからこそ。
 
個々の動物たちと真摯に向き合い、試行錯誤し、愛を持って活動しています。
 
 
 

お願い

C.R.O.W.は、保護施設で撮影した動物の写真をSNSで掲載する際の、注意を促されています。

 

施設の活動や動物たちの現状を広く知ってもらうこと自体は大切ですが、説明の不十分さ等から動物たちの写真が一人歩きすることで、見た人が「可愛い!自分も飼いたい!」と思ってしまうことを懸念されています。

 

 

ここからは動物の保護施設を訪れたり、ボランティアをする方に、特にお願いしたいことですが、

写真や情報を掲載をされる際には、まず施設の方に確認をとっていただけますと幸いです😌

撮影方法(ストレスへの配慮等)SNSへの掲載のルールを、予め決められているところもあります。

 

不確かな情報はスタッフさんにたずねてみるのも大事やと思います(もちろん忙しくない時に!)!ネットの情報は更新されてないことがあるんで!

 

C.R.O.W.にも、これまで訪れてきた施設にも、飼育放棄された動物たちが保護されていました。

このような悲しい状況を生まないため、よろしくお願いします🙇‍♂️

 

 

 

“最も良いケージは、空っぽのケージ”

@C.R.O.W.



 

おわりに

2週間と短い滞在でしたが、たくさんの学びをいただきました。

スタッフの皆さんはとても温かく、感謝の気持ちでいっぱいです😌

 

 

 

最終日には修了証と思い出深い動物たちの写真をいただきました!

裏にはスタッフさんたちから寄せ書きが😭✨

 

 

 

施設の動物たちが元気に野生に帰れること。

そして、レスキューの必要がない未来がくることを願っています🐒

 

動物たちの保護の現状等については、また別の記事で紹介させていただきます!

 

それでは♪

 

 

crowkzn.co.za

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

下記のパディメロンさんをポチっとしていただくと、ブログ村のランキングが上がる仕組みになっています! よろしければ応援いただけますと嬉しいです♪

 

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村