必死のパッチでエコライフ!

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自然保護につながる様々な取り組みを、田舎の片隅から発信中!

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【環境問題】写真展で学ぶ、いま地球で起こっていること。


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こんにちは、タスマニアにてワーホリ中のすずめです!

 

 

🌱【前回の記事】はこちら↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

昨日、都市ロンセストンまで足を伸ばしました。

 

目的は、ロンドン自然史博物館が主催の、野生生物写真コンテストの展示会!

世界中から応募があり、選ばれた100枚の写真が展示されていました。

 

 

 

会場はタスマニア大学敷地横にある美術館

実は「入場料無料」にも惹かれました😂

 

 

写真とメッセージ

特に事前情報を得ずの訪問だったのですが、学びの連続!😲

撮影&シェアOKというコトで、気になった作品(と解説を簡単に和訳したもの)をいくつか紹介させていただきます!

 

 

 

Just one day’s catch 

 

撮影場所:インド

 

 

撮影者は、ある卸し市場で売られるカジキ類の数の多さにショックを受けた。

現在、世界全体で、85%の水産資源が乱獲されている。

“彼らの棲息地の保護と持続可能な漁業”を確立しなければ、私たちは間もなく多くの種を永遠に失うだろう。

 

 

 

Up a gum tree 

 

撮影場所:オーストラリア・ターカナ

 

 

原生林が炭鉱のために失われることを止めるべく、環境活動家たちはユーカリの木に登り、反対運動を行った。

タスマニアでは炭鉱の他、木材利用など様々な理由で原生林が危機に瀕している。

ターカナはオーストラリアにおいて最も広大な温帯雨林を保持し、多様な野生動物たちの棲息地となっている。

 

オーストラリアでは有名な運動でして、最近もニュースになっとりました!また改めてご紹介します!

 

 

Life and death in fur farming

 

撮影場所:スウェーデンのミンク工場

 

 

ケージの上の数字は、2頭のミンクが死んだことを示している。

この写真の撮影後に法律が変わり、ケージはもう少し大きくなったが、ミンクたちの生活水準は未だ低いままである。

2020年に、ミンクのコロナウィルスへの感染の可能性を発見。

それにより、デンマークはミンク産業を終了。

一方スウェーデンでは、一定期間の繁殖禁止ののち、2022年にはいくつかのミンク工場が再開した。

 

 

 

Ranger’s reach

 

撮影場所:ケニアタンザニアの国境

 

 

 

撮影者は、レンジャーの活動を写真で伝えるべく、共に巡回していた。

レンジャーの仕事内容は、罠にかかった動物を助けたり密猟者を探し出す等、危険を伴うもの。

写真のヌーはワイヤーの罠に引っかかっており、レンジャーが助けようと近づいている。

ヌーは狩猟や棲息地減少、水不足などにより、生存が脅かされている。

 

以前、くくり罠から逃げるため、自ら足を引きちぎった動物の保護ボランティアをしました。その姿は痛ましく、どれほど怖かったか…と胸が痛みました😢

 

 

The green green grass

 

撮影場所:スペイン

 

 

撮影者はドローンを使い、ゴルフ場がもたらす環境への影響を映し出した。

ゴルフ場に使われる農薬と化学肥料が流出し、湿地などの周りの環境を汚染している。

この湿地帯では、農業や都市からの汚染、灌漑、河川工事などが脅威となっている。

 

 

 

The picture that cleared the rubbish

 

撮影場所:インド

 

 

ここはかつてマングローブ林に囲まれていた河口だったが、不法投棄とタロイモで覆われてしまった。

ゴミからの栄養で生きていけるタロイモの繁茂は、河口汚染の特徴。

あるジャーナリストがこの写真に衝撃を受け、ドキュメンタリーを作ったことで、ゴミ拾いが行われた。

現在、この地域におけるゴミの投棄は禁止されている。

 

この写真は15~17歳部門のもの!他にも色んな写真がありまして…大人の行いで次世代が悲しい思いをしとるんやな…

 

 

 

📷📷📷

 

 

 

動物たちの可愛らしい写真もありましたが、環境問題を伝えるものが多く、ビックリ!

世界中の様々な現実に触れ、とにかく心が動かされる日となりました。

 

 

 

野生を撮影するということ

かつて、撮影のために動物を追いまわす、餌付けをする、撮影しやすいよう環境改変(木を伐採する等)するといった、思いやりに欠けた行為が問題となりました。

注意喚起が行われ、撮影への意識は変わってきていますが、ゼロにはなっていません。

 

撮影のために、普段は人がいない環境に足を踏み入れる等も複雑です。。

 

 

以前、野生動物カメラマンさんの講演会を企画したことがあります。

ガイドもされている方で、自然保護の大切さを発信しておられます。

来場者の皆さんは、「日本にこんな問題があるなんて!」と驚かれていました。

 

 

自然や動物たちの辛い現実を知り、人間活動のインパクトを考える。

身近な動物たちに意識を向け、日常生活を振り返る。

 

自然に負荷をかけず、真実を写したものが、社会を変えるヒントになるとイイなぁ😌

 

 

 

おわりに

今コンテストには、自然保護関係者や生物学者、ジャーナリストといった、様々な立場の方が審査員として関わっておられます。

だからこそ、このような学び多い写真展となったんですね✨

 

伝えてくれる方がいるおかげで、知ることが出来る。

 

私たちも、自身が見た景色や体験を、細々と発信させていただく日々。

世界の問題から日本について考える機会となるように、

日本の問題を多くの方と一緒に考えられるように、

拙い文章ですが、これからも頑張ります!

 

帰国したら、また環境教育に関わろうと思っていますが、モチベーションが高まりました♪

数枚で一つのストーリーになっている作品がありまして、そちらは明日以降の記事でご紹介します!

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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