必死のパッチでエコライフ!

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【密猟問題】ブッシュミートとアフリカの貧困を考える。


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こんにちは、タスマニアにてワーホリ中のすずめです!

 

本日は、タスマニアの美術館で開催中の、野生動物写真展のお話😊

 

 

🌱【以前の関連記事】はこちら↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

環境問題について訴える作品が多く、以前の記事にて いくつかご紹介しました。

 

本日は、数枚で1つの作品となっているものについて!

 

※野生動物の遺体の写真が出てきますので、ご注意ください

 

 

 

The business of bushmeat

 

撮影場所:コンゴ共和国

 

 

 

(↓↓以下、説明文の和訳です)

世界中の何万人もの人が、野生の肉を定期的に消費している。

その取引は、資金源になることもあれば、代替物が手に入る時でさえ、強い文化的価値により好まれることがある。

 

アフリカの野生動物肉(ブッシュミート)の値段は、ヨーロッパやアジアに届いていくとともに上がる。

コンゴ川流域一帯では、持続可能でない野生動物の狩猟が多くの種を脅かし、生息数を減少させている。

 

また、食糧安全保障を脅かし、伝染病を広げる恐れがある。

 

(↓↓以下、各写真番号に対応する説明文の和訳です)

 

 

 

1.The forest way

 

ムブティ族の狩猟者たちは、つる製の運搬ネットを持ち雨林へと入っていく。

この狩猟では、狩ったものは地元で消費され、商用に使われることがないので、環境への影響が少ない。

 

 

 

2.Deadly cargo 

 

狩猟者がブラザビル上流の島から、フルーツバット(コウモリの一種)が入った入れ物を持って帰ってきた。

狩猟のピーク時期は、一日当たり150匹ものコウモリが獲られ、生息数が脅かされている。

フルーツバットはエボラウィルスを保菌していることがあり、取り扱う人やそれを買う人たちに危険を及ぼす。

 

 

 

3.Point of infection?

 

取引人は歯を使ってフルーツバットの翼の骨を取り出し、翼でフルーツバットをくるんで客に渡す。

野生動物と直接触れ合うことになるため、伝染病になる可能性を高くする。

 

 

 

4.Crocodile concerns

 

キンシャサ郊外のマルク港にて、ニシアフリカコビトワニを抱えた男がボートから降りてきた。

合法、違法、どちらにせよ、野生生物の取引はここ、コンゴ川で行われる。

 

 

 

5.The human factor

 

この写真の母親と娘は、地元の医院で隔離されている。

彼女たちは野生の哺乳類が起源で、人間同士でも伝染するサル痘に罹っている。

彼女たちの村の、もう既に亡くなっている狩猟者から伝染したと考えられている。

 

 

 

6.Mazuka's lost foot

 

若い孤児のマウンテンゴリラ(マズカ)は、左足を切断された。

3歳の時、マズカはブッシュミート目当ての狩猟者による罠にかかっているところを発見された。

 

 

 

野生動物と貧困

(今回は、肉食の是非に関する言及は控えさせていただきます)

この作品では、ブッシュミートを巡る国内外の問題が描き出されています。

 

アフリカでは、野生動物が食用肉として流通しており、需要は地元の食卓を越え、海外へと及んでいます。

毎年、ヨーロッパだけでも、何千トンものブッシュミートが違法取引されているそう…!(2020年 ECOJUSTより)

 

食用肉に限らず、皮や牙など、あらゆる動物由来のものが世界中に流通し、日本も関係しています😢

 

www.taelephants.org

 

 

世界中からの搾取によって、窮地に立たされているアフリカの動物たち。

さらに、貧困から狩猟に頼らざるを得ない現地の方々も、命の危機にさらされている。

誰かの苦しみの上にある嗜好って、とても悲しいですね。。

 

 

 

これは、日本でも同じこと。

 

あまり知られていませんが、ツキノワグマなどの野生動物の密猟や、希少な山野草の盗掘が問題になっています。

 

罠にかかったまま、誰にも気づかれず死んでしまった野生動物を、何頭も見ました。

山林ガイドさんから、盗掘の問題を伺うことがようあるよな

 

 

私たち人間による過剰な搾取が、野生生物たちを苦しめている。

そして、アフリカでは、お金で人の命までも利用しています。。

 

6枚の写真は、世界中に存在する問題について、今一度考えるきっかけを与えてくれていました。

 

 

 

南アフリカの保護区に行った時、

違法罠に捕まったまま亡くなっているヌーを発見しました。

撮影:ヤマセミさん

 

 

 

優しい未来に進もう!

珍しさ等、様々な人間都合で野生生物たちが取引されていますが、本当に必要なの?

 

貧困問題には、違うアプローチがあるんでない?

 

フェアトレードなど、自然環境や野生生物、労働者のことを考えた取引が注目を集めつつある今。

一筋縄ではいかない問題ですが、少しずつでも変わっていってほしいと願います。

(綺麗事かもですが、綺麗事でも言わせてください!🙏)

 

 

そして、その後押しには、私たち消費者の応援が不可欠です!

 

日用品や嗜好品が、

どこからやってきてる?どんな会社?

どんな材料で、どんな風に作られてる?

と関心を持って、良いものに変えていくコトは、社会を変える大きな一歩!

「買わなくてもイイや!」と決断するコトも、勇気ある一歩!

 

みんなの一歩で、優しい未来に歩み出しましょう✊✨

 

 

 

@マサイマラ国立公園(ケニア)

撮影:ヤマセミさん

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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