こんにちは、アフリカ大陸にて2人旅中のすずめです!
🌱前回の動物記事はコチラ!↓↓
今回は、アフリカゾウについて!🐘
国立公園での出会い
国立公園を訪れた時のこと。
園内はガイドさん付きのサファリカーで入場できる他、ルールを守った上で自家用車で周ることも可能です。
私たちはレンタカーで入場。
ドキドキ緊張しながら、国立公園でのひと時を過ごしました。
🐘🐘🐘
出会いは突然。
道路脇の木が揺れたかと思うと、続々と姿を見せる、ゾウさんたち!
様々な年齢層と思われるゾウが、ゆっくりと歩みを進めます。
彼らは道を挟んだ向かいの草原へと入り、木々の向こうに見えなくなりました。
感動と畏れと愛しさと何やかんやとで、感情がごちゃごちゃの私たち。
道路の上ではありましたが、自然の中で暮らすゾウの姿を初めて見た私は、涙が出そうになりました…✨
ゾウとサバンナ
草地に木がまばらに生えるサバンナには、多様な野生動物たちが暮らしています。
ゾウさんたちは、大きな木の下で休んだり、鼻を使って草をむしゃむしゃ(たぶん)美味しそうに食べたり、広い大地の上でのびのびと過ごしています😌
中には、木を踏み倒し、葉っぱを食べるゾウも!
この行為はサバンナにとって大切で、木が過密に生え、地面に光が届かなくなって草地が無くなってしまうこと(Bush-encroachment)を抑えている、と考えられています。
そうやって草地を保つことで、草が必要な他の動物たちの助けにもなります🦌
ゾウと水
ゾウたちは、本当に気持ちよさそうに水浴びをします。
水の中に身体を沈めたり、鼻で身体に水をかけたり。
若いゾウたちが戯れあって、他のゾウが「落ち着きなはれ」と仲裁に入るような様子も!(真偽の程はわかりませんが)
水ある所にゾウの姿あり、と言えるくらいには、水とゾウはセットに感じました。
ゾウと仲間たち
今回出会ったゾウたちのほとんどは、何頭かの群れで暮らしていました。
(単独のゾウさんもたま~に見かけました!事情があったか、群れから出たオスだったのかなと)
仲間同士、コミュニケーションをとる姿もよく見られます😊
彼らにとって、この広い大地、豊かな水や緑、仲間たちの存在が必要不可欠なんだと、心から感じました。
ゾウの問題
そんなアフリカゾウたちですが、様々な問題を抱えています。
ひとつは“象牙目的の密猟”。
象牙の国際取引が禁止となった現在も、アフリカ各地で密猟が報告されています。
貧困が関係する、根の深い問題やね…。保護活動にかかる資金やレンジャーの不足も深刻なようです
また、地域によっては、農作物被害を及ぼすとして問題視されることも…
ゾウが人里にやってくる理由として、開発による棲息地の減少・分断など、様々な原因が考えられています💦
🐘ゾウと人間のあつれきを解消すべく、日本人の女性が立ち上げた団体があります!
そして、ゾウの問題は日本国内にも。
それが、動物飼育施設。
飼育下のゾウにおいて(他の動物もですが)、常同行動※といったストレス反応が見られることがあります。
※行ったり来たり等、同じ行動を繰り返すこと
特にゾウの単独飼育については、国内外から多くの指摘が寄せられています。
今回、ゾウたちの姿を見て、ひとりぼっちで暮らすのは、やはり酷なことに感じました。
広大な野生とはかけ離れた環境で、仲間たちの存在なく暮らすのは相当なストレスだろう、と想像します…
今飼育されているゾウたちが、自然に近い、より良いかたちで暮らせるよう、心から願います。
おわりに
国立公園のゾウたちは、たくさんのことを教えてくれました。
“野のものは野で”。
彼らには、豊かな自然と仲間たち、他の生きものたちに囲まれて、満たされて暮らしてほしい。
彼らが“彼ららしさ”を失わず、のびのび生きていけますように。
そう願っています。🐘
私たちはこれから、南アフリカの都市・ダーバンに向かいます。
もうすぐボランティアも始まりますので、健康第一、元気に過ごしていきたい所存です😊
それでは♪