こんにちは、アフリカ大陸にて2人旅中のすずめです!
現在、南アフリカにてボランティアをしています。
🌱前回の動物記事はコチラ!↓↓
コザクラインコとの思い出
野生のコザクラインコ
私は、過去に実家でコザクラインコを飼っていました。
カナリアが亡くなった数か月後、保護鳥として我が家にやってきました。
🌱カナリアについてはコチラの記事でご紹介しています!↓↓
とても可愛くて可愛くて。
勉強中の私の服に潜り込んで眠ったり、鼻歌に合わせて鳴いたり、私の思い出には、あのコがたくさんいます。
うちに来た時の正確な年齢はわかりませんが、出会ってから20年近く生きました。
飼育下のコザクラインコとしては、とても長生きだったそうです。
そんなコザクラインコが本来暮らすのは、アフリカ南西部のナミビア共和国。
この度、アフリカを訪れる機会を得たので、もしかしたら野生の彼らに出会えるかも?と思っていました🐦
ナミビアのコザクラインコたち
そんな、思い出深いコザクラさんとの再会は、ナミビア到着後すぐ。
空港から出た瞬間、懐かしい声が!😲
見渡すと、何羽ものコザクラインコたちが、元気に飛び交っています✨
それからというもの、ナミビアにいる間は本当によく見かけました。
元気いっぱい羽ばたく彼らの姿に、思わず涙が…🥺本当に美しかったです
ナミビア内ではメジャーな鳥さんで、割とどこにでも暮らしているようですが、主な棲息地は半乾燥地帯の高地なのだそう。
コザクラインコの暮らし
とある岩山を訪れた時のこと。
コザクラインコたちは、多種多様な野生動物たちと共に暮らしていました。
仲睦まじいカップルを眺める図…?
7~8羽くらいの群れで行動していたコザクラさん。
よく通る高い声で、仲間たちとコミュニケーションを取り合っていました。
基本的に1本の木や岩場でまとまって行動しているようでしたが、たまに別々になることも。
でも、すぐに呼び合って合流していて、微笑ましかったです🥰
2羽でぴっとりとくっつきあって、甘え合っている様子もチラホラ!💖
1羽がもう1羽の頭をツンツンしたり。
常に一緒に移動したり。
鳥業界(?)では有名ですが、コザクラインコはパートナーへの愛情が深いということから“Love Bird”と呼ばれています。
彼らが特別に愛情深い種なのかは、わかりませんが…
ペアのコたちを見ていると、なんだかとても幸せそう😊
ピトッとくっつきあうと、ウトウト💕
(Kawaii…)
そんな彼らの主食は種子。
くちばしで器用に皮を剥く様子は、お見事!😆
アクロバットなお食事😂
1本の木の上で、いろんな枝に移動しては食べて、と、食べたい木の実を選んでいるような感じで。
私にはおんなじ実にしか見えなかったけど、彼らには彼らの好みや気分があるようでした😊
コザクラインコと他の動物たち
他の野鳥とやり取りをする様子も!
2本の木に数羽のコザクラインコとハジロテリムク(ムクドリの仲間)が止まっていたのですが。
急にお互いがざわざわ鳴き始めたと思ったら…
とある岩肌にコザクラさんたちが移動し。
それを囲むようにムクさんたちも止まりました。
そこからは何やらピリピリとした雰囲気で。。⚡
コザクラさんたちは岩肌の穴を守っているように見えました。
しばらく鳴きあい合戦が続いたのですが、じきにムクさんたちはどこかへ…
実は前日、この穴に2羽のコザクラさんが入っていくところを見まして。
彼らの巣だったのかもしれません。
それを、群れのみんなで守った、ということなのかしら🤔
聞いてみないと分からないことですが、絆の強さを感じました。✨
野生を知って思うこと
木から木へ、岩から岩へ、仲間たちと共に自由に飛び回るコザクラインコ。
こんなに力強く、空高く飛べる鳥なんだと、
こんなに仲間たちとの絆が強い鳥なんだと、初めて知りました。
我が家のコザクラさんは、特に父と私に馴れていました。
家に人がいる時は、出来るだけケージ外で過ごせるようにしていたのですが(寝てるときと朝は別です)、どちらかにピッタリとくっついていました。
私たち家族が家にいない時、コザクラさんはケージの中でひとりぼっちで。
どんなに寂しくて、心細かったことでしょう。
また、我が家のコザクラさんは、時々爪を切る必要がありました。
爪切りの協力をしてくれるコでしたが、彼にとって心地いいことではなかっただろうな、と想像します。
岩肌や木の枝を歩き回る、野生のコザクラさんたち。
彼らの爪は、そんな暮らしの中で、整えずとも良い長さを保てているのでしょう。
野のものは野に。
やはり、彼らの居場所は、彼らが本来暮らす棲息地で。
私たち人間には、それ以上のものを彼らに提供することは出来ないんだと思います。
おわりに
今回のコザクラインコたちとの出会いは、野生動物が“野生のまま”生きることの大切さを、改めて教えてくれました。
好きな仲間たちと一緒に、好きな枝で休んで、木の実を選んで、巣を作って、パートナーを見つけて。
あの岩山のコザクラインコたちが、これからも自由に暮らしていけるよう、願っています😌
ペット大国と呼ばれる日本。国内外の多種多様な動物が簡単に手に入るようになっていますが…このままでいいのでしょうか
場合によっては「外来種」として厄介者扱いされてしまうことにも繋がる。みんなでこの社会を見直していけるとエエな