こんにちは、すずめです!
本日は、ナミビアで出会った、ある鳥さんのこと🐦
🌱前回の動物記事はコチラ!↓↓
広々とした白い砂地の大地を眺めていると、遠くに不思議な木が…
どこからか飛んできた布?
この辺りの伝統的なツリーハウス?
…などなど、疑問がぽわぽわ沸いてきますが…
よく分からないまま😂
再び出会ったのは、キャンプ場を散策中。
少し近づいてみると…
おおきい~~~~!!!!😲
私がすっぽり入るほどの大きさ!!!!
ナニコレ!!??
自然のものなのだろうな、ということしかわからず、2人でしばらく眺めていると…
/よいしょ\
どこからともなく鳥さんが😲
数羽の鳥たちが、せっせと出入りをしています。
どうやら、彼らの巣のようです…!
邪魔しては悪いので、木から距離をとって、しばらく観察しました。
大きさはスズメくらい、スズメとシメを足したような感じの、コチラの鳥さん。
お名前をシャカイハタオリ(Sociable Weaver)といいます。
シャカイハタオリって?
シャカイハタオリは、主にアフリカ南部に棲息しています。
日本のスズメと近縁なのだそう。
彼らの特徴は、何といっても大きな巣!
巣立った後も、毎年同じ木に戻って来て、巣を増築するようで。
100年以上、数世代にわたって同じ木を利用することもあるのだとか😲
巣は増築を重ねるうちに、直径10m以上になることも…!
構造はかやぶき屋根と同じで、草の茎などがびっしり差し込まれた、厚い構造。
内部は一定の室温を保ち、気温差が大きなアフリカの砂漠環境で暮らすのに、重要な作りとなっています😊
シャカイハタオリの社会
英名の“Sociable(社交的な)”や、和名についた“シャカイ”など、何かと「社会っぽさ」を感じる、シャカイハタオリさん。
これは、彼らの生態からきています。
ひとつの巣に数世帯で暮らす彼ら、中には血縁関係のない家族も暮らしています。
そんな集団生活は、時に数百羽にもなるそうで!
みんなで巣を修復したり、ヘビなどの捕食者を追い払うなど、協力して暮らしを守っています😊
(それぞれの家族ごとに部屋は分かれているみたいです!)
木の下に巣の一部が落ちていました。
巣材のようなものをせっせと運んでいたので、
崩れた巣を修復中だったのかもしれません😌
また、若い鳥が雛の成長を見守る(“ヘルパー”といい、他の種でも見られる行動です)ことも知られています。
同じ巣内にいる、血縁のない雛のお世話をすることもあるのだとか!
ひとつの巣の中に大きな「社会」が築かれているんですね😃
巣には、爬虫類や昆虫など、シャカイハタオリ以外の動物たちが居候していることも💡
シェアハウスみたいやな!多様な支え合いがあるんやなぁ
シャカイハタオリに学ぶ暮らし
彼らの生活スタイルは、厳しい環境を生き抜くうえで、とても重要です。
巣は言わば、ひとつの町や村、コミュニティみたいなもので。
直しながら、いつまでも大切に住み続けられる巣を、コミュニティみんなで守っています。
巣はたくさんの力が合わさることで、頑丈になる。
子どもの成長も、みんなで見守って。
問題が起きた際には、協力し合って解決する。
ひとりではできないことも、支え合うことで、かたちになる。
コミュニティの中で、協力して暮らしを紡いでいくシャカイハタオリの社会は、とても大切なことを教えてくれているように感じました🌸
おわりに
私たちの社会は、他者との繋がりを感じにくくなってきているけど。
予測困難な時代だからこそ、みんなで支え合って生きていけるといいな😌
家族でも、ご近所さんでも、好きなものや同じ夢を持つ人同士でも、何でも。
かたちは様々でいい。
身近な繋がりから、素敵な社会を築いていけるといいな、と思います✨
それでは♪