こんにちは、すずめです!
今回は、南アフリカで出会った素敵なハンドメイドについてご紹介します😊
★許可を得て撮影・掲載させていただいています📔
畑のまんなかの工房
オーガニック果樹園で住み込みボランティアをしていた時のこと。
ハンドメイド工房を運営されているAmiさんという方が、果樹園を訪れました。
ご近所(といっても車で移動する距離ですが)に住まわれており、オーナーさんとはよくお茶をされる仲のようです。
日本の布に関心があるようで、私が穿いていたスカート(着物の端切れで作りました)を見て、「これはいい布ね」と反応されていました😲
ぜひ工房においでとお声かけいただき、訪問させていただくことに!
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Amiさんのお家兼工房は、延々と広がる畑地帯の中にポツンとあります。
たくさんの木々に囲まれ、森の中のよう!
様々な鳥たちの声が絶え間なく聴こえ、なんとも涼やかな雰囲気😊
工房は、カラフルな提灯が目を引きます。
そこかしこに刺繍小物や布や糸、デザイン案を描いた紙などが置かれていました😃
コミュニティの暮らしを繋ぐ刺繍
この辺りにはいくつかの村が点在しています。
Amiさんはそのうちの1つの村で、刺繍小物の製作・販売活動をされています。
プロジェクトの目的は、“女性の雇用の場をつくること”。
村に住む女性の皆さんに、刺繍をしていただいています。
携わっておられるのは、20名の女性。
子育て中や視力の問題など、様々な理由で、仕事探しに悩まれていたそうです。
デザイン案やコットンの布、糸、針、ハサミなど、必要なものは全てAmiさんが用意。
皆さんは、Amiさんから刺繍の技術を教わりながら、1つの木の下に集まって作業をされています。
その様子を写真で見せていただきましたが、とっても楽しそうで🌸よく歌いながら作業されているそうです♪
紡がれた刺繍は、工房にて、Amiさんの手でポーチやバッグなどの小物となり、村を訪れた旅行者さん向けに販売されます。
紙のタグにはプロジェクトの紹介が
それぞれの小物には、刺繍をされた方のお名前が💡
パンフレットを見ると、どのような方が縫われたのか知ることが出来ます😊
また、デザイン1つ1つに、自然環境の大切さや女性たちの思いなど、様々な物語が込められています。
全て手作業で、大量生産による問題がないのもエエよなぁ
Amiさんとお話して
アフリカの自然や女性たちの思いを乗せた
新たなデザインを考案中のようです
工房見学の後は、みんなでティータイム。
世間話を交えながら、アフリカのこと、活動のこと、いろいろと伺いました。
旅先でお土産を購入する際は、ストーリーのある製品を手に取ってもらい、“もの”と一緒に“思い”も持ち帰ってほしい、と考えるAmiさん。
雇用の場をつくるだけじゃなく、お土産として持ち帰った先にも、良い意味を成すことを、望んでおられました。
刺繍が完成した時点で、Amiさんが製作者さんから買い取り、
工房でポーチなどの小物に仕上げるのだそう
Amiさんは、家族や村の方々、会って間もない私たちにも、“I`m proud of you.”とおっしゃられます。
直訳すると、「私はあなたを誇りに思う」ですね。
「すごいね!」などカジュアルに使わがちなフレーズですが、彼女は前者の意味を込めておられました。
拠点も無く、今後の居場所や活動への不安を抱えていた私たち。
「そのままでいいよ」って言ってもらえたような気がして。
彼女の言葉は、とても温かく心に広がりました😌
お土産に優しい選択を♪
見学以上にたくさんのものをいただいた、工房訪問。
Amiさんの思いが、これからも色とりどりの糸と共に、紡がれ続けることを願っています✨
帰りにゾウとサイのポーチをいただきました🐘
ゾウのからだには空と大地、植物、フンが描かれ、
繋がりあって成り立つ命が表現されています
旅行先でお土産を購入される方は多いと思います。
その際には、思いのこもった手仕事品を、手に取ってみてはいかがでしょうか😊
それでは♪