こんにちは、すずめです!
本日は、オーストラリアで出会ったボードゲームについて♪
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オーストラリアには、たくさんのインフォメーションセンター(観光案内所)があります。
とあるセンターを訪れた時のこと。
お土産物コーナーを見ていると、手のひらサイズの紙の箱が並んでいました。
カモノハシやヒクイドリ、キノボリカンガルーなど、オーストラリアの動物のイラストが描かれています。
“遊んで学び、共有して大切にしよう”
と、何やら素敵なメッセージも。
これはもしや環境教育ツール…??と嗅覚が反応し、カモノハシが描かれたものを1つ購入させていただきました😃
ミッション:カモノハシを助けよう!
名前は「PLATYPUS GAME(カモノハシゲーム)」。
帰国後、さっそく開封!
箱を開くと、本体となる紙と木製のサイコロが1つ、ガラス製のコマのようなものが4つ。
紙を広げると…
可愛いらしく彩られたすごろくシートが😍
目的は、【お母さんカモノハシが安全に巣穴に帰るのを助けよう!】というもの。
カモノハシや他の生きものたち、オーストラリアの自然を描いたイラストに、ワクワクが掻き立てられます♪
・ワシから隠れるため深く潜ろう
・罠が仕掛けられているから気を付けて泳ごう
・農場からの流出により水質が悪化
・河川の植生が回復したことで食料が増える
といった、カモノハシの生態や他生物との関わり合い、環境問題などを基に、ゲームが進められていきます。
学び要素がガッツリ盛り込まれているというより、ゲームを進めるにつれて、カモノハシや取り巻く環境に自然と関心を持てるような感じが、素敵ですね✨
内容も、カモノハシを助けよう!という“思いやり”から、生態や環境への意識に繋がっていくところがエエなぁ😊
ゲームの成り立ち
制作者のBritta Jackleさんは、教師としての経験を活かしながら、様々なテーブルゲームを生み出されています。
きっかけは、Brittaさんにとって身近な動物であったヒクイドリが、環境破壊による困難を抱えていると知ったこと。
子どもたちが、身近な生きものに関心を持ち、何ができるか考えるきっかけになればと、ゲーム制作に取り組まれたそうです。
Brittaさんは、ゲームの目的は勝つことではなく、遊びの時間を共有する中でコミュニケーションを取り合い、楽しみながら学びを深めていくことだとしています。
また、地元の子どもたちの日常の遊びにも、旅行者のお土産にも、ホームスクーリング中の学習ツールとしても使ってほしい、と考えておられます。
環境への配慮から、100%再生紙を使用し、過剰包装の無い簡単な作りとなっています😊
売り上げの一部は地元の環境保護活動に寄付されてます!
また、様々な人に届いてほしい!と、価格を抑えたり、地元のイベントにプレゼントしたり、ホームページには無料のツールも公開されていますよ✨
おわりに
今回は、オーストラリアで出会った、素敵な環境教育ツールをご紹介しました!
環境教育を目的としたテーブルゲームは日本にもありますが、市民や旅行者が立ち寄る観光案内所のような場所で見かける機会は、少ないように思います。
暮らしの中に、遊びながら学べる機会が息づいているのは、とても素敵ですね✨
カモノハシ@タスマニア
オーストラリアにあふれる、地元の自然や野生動物への愛情は、こんな日常の中から生まれているのかもしれませんね😌
それでは♪
「自然が私たちを支えてくれるように、私たちも自然を大切にしよう」
-Britta Jackle