こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!
現在、ケアンズに来ています。
明日のお昼頃に、日本に向けて旅立ちます🛫
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本日、ケアンズの東海岸にあるEtty Beachというところを訪れました。
平日だからか人は少なく(普段を知らんけど)、プライベートビーチのような雰囲気。
小さなカニやお魚など、岩場の生きものたちを観察しながら、しばしお散歩しました🦀
日差しが強かったのですが、木陰もたくさんあり、
気持ちよく過ごすことが出来ました😃
ビーチの近くはいくつかの保護区域になっています。
せっかくなので、ビーチを離れ、区域付近まで足を伸ばしてみるコトに。
とことこ歩いていくと、このようなものが!
木の実?種?が固まって置いてある??
ちょっと間、不思議に思いながらも、「もしかして」と顔を見合わせる私たち。
この答えは、後ほど解けることに…💡
出会いは突然
ビーチに戻ってきた私たちは、車に乗り込み出発。
しばらく走っていると…
!!!!
なんと!!!!
道路脇にヒクイドリさん!!!!😲
ゆっくりとした所作で、地面の木の実をついばむヒクイドリ(Cassowary)さん。
お初にお目にかかったのですが、そのカッコよさと美しさに、しばし釘付けになってしまいました…😍✨
ヒクイドリを驚かせたり、衝突を避けるため、距離を取りながら徐行運転で通り過ぎました。
ヒクイドリって?
オーストラリア北東部やニューギニア、周辺諸島の熱帯雨林に棲息するヒクイドリ。
オーストラリアではエミューの次に大きい鳥です。
地面を歩いて生活し、飛ぶことはありません。
走るのが早く、時速50km/hもの速さなのだとか😲
食性は雑食ですが、多くを植物性が占めています。
果物を好む彼ら。
種を傷つけずに消化することができ、フンの中に種が残ります。
彼らが移動することで種も運ばれ、250種類以上もの熱帯雨林の植物が、彼らによって生息域を広げられていると言われています!
日本でのヒクイドリ
そんなヒクイドリさんですが、実は近頃、日本で有名なようで…
なぜかというと、『世界で一番危険な鳥』として紹介されているから。
“ヒクイドリは殺傷能力の高い爪を持ち、強力なキックで攻撃する、危険動物”
といった内容で広まっているようです。
「危険動物」の本などにより、子どもたちの中でも知名度が上がっていて、以前勤めていた保育施設の子どもたちの中でも広まっていました。
「危険なだけじゃない」という情報も盛り込またりしているようですが、なんせ「危険動物」はパワーワードですよね💦
オーストラリアでのヒクイドリ
本日訪れたEtty Beachは、実はヒクイドリの棲息地として有名。
私たちはビーチで見かけることはありませんでしたが、ヒクイドリに関するアナウンスは、たくさんありました。
それが、コチラ!
森林を育てる“gardener(庭師)”といった存在であることの他、彼らが抱える問題について、分かりやすく説明されています。
ざっくりいうと、
・人間による餌やり
・交通事故
・リードをしていない犬との衝突
等が、彼らの棲息を脅かしているようです。
様々な人間活動によって、彼らは苦しめらているのですね😢
イラストや やさしい英語で書かれた看板も。
子どもたちにとってもわかりやすいですね!
ビーチ各所に設置された説明板には、彼らとこの先も共存していくために、私たちにできることが、丁寧に記されていました。
彼らのキックは“防衛反応”であり、お互いの安全のために人間側が気を付けよう!といった説明も書かれとります!内容も具体的で、分かりやすいよな!
力が強い鳥であることは間違いないので、大丈夫と過信せず、彼らを刺激しないよう慎重に行動することが大切ですね!
案内板からは、危険動物ではなく“共に生きるべきもの”という意思が伺え、とてもイイなぁと思いました✨
おわりに
日本にて、危険動物という印象が広まるヒクイドリ。
棲息地では、共に暮らす仲間として愛し見守ることが、大切にされているようでした。
私たちの周りには、多様な生きものたちが暮らしています。
中には、身体が大きかったり、鋭い爪を持っていたり、毒を持っていたりすることで、人間との間にトラブルが生じることも。
しかし、「危険だ」と排除するばかりでなく、彼らへの理解を深め、彼らの暮らしを尊重したり一歩引く選択ができれば、共存の道は広がるのではないかと思います😌
子どもたちには、そんな“優しい共存の在り方”を知ってもらえたら嬉しいです🌸
それでは♪