こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!
現在、動物の保護施設にて、住み込みボランティア中です。
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お世話になっている施設は森の中にあり、多種多様な生きものたちとの出会いがあります。
中でも、ほぼ毎日出会うのが、コチラ!
ブログで度々登場する、ヤブツカツクリ(Bush Turkie)さんです😃
施設周辺のヤブツカツクリ
朝、寝泊まりしているキャラバンを出ると、まず最初に見かけるのがヤブツカツクリ。
それから、ディンゴたちのごはんタイムに行くと、いつの間にか獣舎側をウロウロ。
その後、キッチン(屋外)で朝食を摂っていたら、周りをトコトコ。
今朝のヤブツカツクリさん。
「おはよー」と声をかけると、一瞬こっちを見上げました
そんな彼らは、地面を掘っていることが多いです。
脚で上手に落ち葉を払い、ひたすら土を掘り掘り。
掘っては「何かないかな~」と探し、何か見つけては素早くついばんだり。
よく掘る場所の土は、耕したかのようにフカフカ。
土はサラサラ。
雨が降っても、すぐに雨水を吸収しています。
よく掘る場所は地面が窪み、たまに私が はまったりします😂
現在この辺りは乾季と雨季のはざまで、雨は降るけど、まだ水が貴重な時期。
彼らのおかげで、森に雨水が行き渡りやすくなっているかもしれません😊
ヤブツカツクリと発酵熱
さて、そんな彼らの「掘る行為」ですが、採食以外にも目的があります。
それが、お名前にもなっている、“塚※を作ること”!
※土を小高く盛り上げたもの
脚で落ち葉や土などを堀り集めて出来る塚は、直径4m、高さ1m以上にもなるとか😲
この巨大な塚は、彼らの巣になります。
ただ、この上に座って卵を温める…というワケではなく。
なんと、落ち葉などが分解される過程で発生する『発酵熱』で卵を温めるのだそう!!
卵を中に埋め、親鳥が塚内の温度を確認しながら、見守るようです。
発酵熱というと、近年利用者が増えているコンポスト(生ごみや落ち葉などの有機物を、微生物の働きにより発酵・分解して堆肥化する)において、とても大切な働きです。
発酵熱を利用した農法や暖房機能としても注目されています。
因みに私は発酵食品が大好きです
誰も聞いてへん
自然に還る過程で発生する熱を利用するのは、サステナブル!
そんな発酵熱を子育てに利用しているヤブツカツクリ、凄いですね😲
おわりに
自然の力・発酵熱のおかげで、ヤブツカツクリたちは世代を繋げる。
彼らのおかげで、塚に使われた落ち葉などの有機物は森の栄養になる。
生きものたちは、いろんなところで繋がり合って、生かし合って。
自然界のいろんなことを知っていて。
学ぶことが本当に多いなぁと、日々感動✨
彼らからもらった暮らしのヒントを、生かしていきたいものです😊
それでは♪