こんにちは、すずめです!
近所のお風呂屋さんから帰ってきて、家の横に広がる畑を眺めていたら、頭上をチョウゲンボウが横切りました。
この後、雨が降り始めました。
どこかで雨宿りしてるのかな
小型の猛禽類である彼らは、農地では割とお馴染みさん。
以前、就農していた頃によくお見かけしていましたが、帰国してからは初で。
懐かしくなると共に、日本だなぁ~って改めて感じました😌
帰国してから1ヶ月近く経ってますが、未だに「帰ってきたなぁ~」が多発しています😂
オーストラリアやアフリカでの暮らしは、私たちにとって本当に大切な経験となっています。
そんな中から、「個人的に良かったこと」をひとつご紹介したいなと思います。
“不便”に身を置いて
1年2か月ほどの海外生活の中で、何か所か転々としたのですが、どこも割と不便な環境だったように思います。(あくまでこれまでの私たちと比べると、という意味です)
オーストラリアのタスマニア島で定住した時期を除くと、テント生活や車中泊生活、オフグリッド※な地での暮らしが多かったです。
※電気・ガス・水道などを自給自足すること
お水を得ようと思ったら、雨水や地下水を汲んで。
他の人や生きものたちと分け合うため、使用量は最小限に。
乾季の終わりごろには、雨水タンクが空っぽになる日も😨
電気は、無かったり、小型のソーラーパネルで賄っていたり。
少ない電力を何に充てるか?電気がない時はどう過ごすか?
雨季に入ったらどうなるの?
などなど… 日々いろんなことを考えながら暮らしていました。
ルール上、火が焚けない環境も多いもんなぁ
ネットが使えない場所も多く。
タスマニア時代に頑張っていたブログの毎日投稿は、途中から途絶えました。
完全自給自足な暮らしからすると全然ですが…
これまでの私たちからすると、十分チャレンジな日々でした。
不便から気づいた“ありがたさ”
もちろん楽しかったです!
…でも、やっぱり悩むことも多くて。(今となっては良い思い出ですが☺️)
そんな手探りの暮らしは、たくさんの気付きも与えてくれました。
豊かな自然環境があって初めて、お水をいただけること。
雨が生きものの暮らしにどれだけ大切か。
季節の巡りを見ながら生きることの重要性。
蛇口をひねると水が出てくることの凄さ。
それも飲める形になって出てくることは、本当に貴重なことで。
自然光の素晴らしさ。
こんなにも私たちの暮らしを支えてくれてるんだと体感しました。
(物理的にも、精神的にも!)
私たちが山や森で過ごしがちだったのもあって、人工光に頼る時間が少ないほど、元からその地で暮らす生きものたちが、夜を穏やかに過ごせるんだな、と感じる機会も多かったです
カンカン照りや強雨からは、木々や岩が力強く守ってくれました。
ネットに関してはおまけですが…
パソコンに触れる時間が減ったことで、自然に触れる時間が増えました。
単純ですが…😅
思い起こせば止まりませんが… なにせ、いろんなことに「ありがたいなぁ」と感じました。
“当たり前にあったもの”を自分たちで手にしていく or 手放す暮らしは、私たちがいろんなものに囲まれて、支えられて生きているんだということを、感覚的に知る機会となりました。
おわりに
あの暮らしは、期間限定だったからこそ出来たんだろうな~と思います。
なにより、当時の私たちは、あの暮らしを選択できる状況にあったんだと。
そこには、たくさんの人の支えや応援があって、チャンスをいただけて。
感謝の気持ちでいっぱいです😌
今後がどうなるかはわかりませんが、あのような暮らしはできないんだろうなと思っています。
でも、どんな生活に身を置いたとしても、あの頃感じたことを忘れずに。
感謝を忘れず暮らせたら良いなぁと思います🏠
それでは♪