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【再エネ自給率100%】タスマニア最大の風力発電!隣にウォンバット?


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こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!

 

今回は、以前に訪れた、東海岸での出来事。

 

 

🌱東海岸旅の記事はコチラ!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

東海岸訪問には、上記の記事でご紹介したMusselroe Bayと同時に、もう一つの目的がありました。

それは、タスマニア最大規模の風力発電所Musselroe Windfarmを見るため。

 

 

タスマニアは、州全体の電力を再生可能エネルギーで賄っています。

これは世界的に見ても珍しく、注目を集めています。

 

そんなタスマニアは、2040年までに現在の2倍の発電量まで増やす計画をしています。

 
 

 

 

Musselroe Windfarmって?

タスマニア北東の海岸沿いに位置する、Musselroe Windfarm。

56台の風力タービン(風車)を有しています。

 

建設の計画をしたのは、タスマニアの企業・Hydro Tasmania。

2002年から風量の調査などが始まったそうです。

 

2012年4月、一つ目の風車の建設がスタート。

6月には、学校の子どもたちに向けた教育プログラムも始まります。

 

そして9月、中国の企業がこのプロジェクトの75%をシェアする形で、契約成立。

 

そこから着々と建設は進み、、

2013年4月、全ての風車が完成しました。

 

 

 

実際に行ってみました

私たちが訪れたMusselroe Bay保護区から程近い、Musselroe Windfarm。

牧草地を海に向かって走ると、ポツポツと風車の姿が。

 

 

 



 

あっという間に、巨大な風車が目の前に!

 

 

 

 

 

 

牛や野生動物たちのすぐ側にそびえたつ風車。

ゴウゴウと大きな音を立てて稼働する姿に、日本でも近距離で見たことはありますが、恐怖を覚えました。

(ヤマセミさんは初めてだったので、もっと驚いてました)

 

 


www.youtube.com

 

 

以前の記事でも紹介しましたが、東海岸は、ウォンバットなどの野生動物たちがたくさん棲息しています。

採食中のウォンバットの側に建つ風車が、ものすごくミスマッチに感じました。

(上の動画にもチラッと写っています!)

 

 

 

近隣にて何頭ものウォンバットを見かけました

(このコは疥癬にかかっていると思われます…)

 

 

 

風車群のふもとには、インフォメーションセンターが。

入ってみると、この地域における先住民の文化を紹介するコーナーと、風力発電が出来るまでのいきさつに関するコーナーがありました。

 

 

 

感じたコト

牛や野生動物たちの暮らしの側に存在する風力発電に、「動物たちはどう感じているのだろう…」というのが第一印象でした。

 

 

 

コクチョウの群れ。

野鳥の姿もたくさん見かけました

 

 

 

もちろん、どこに発電施設を建てようと、様々な生きものたち(目には見えない小さな生きものから、大きな生きものまで)にとって影響があります。

今回は動物と風車の近さを、目に見えて感じたので、より一層ドキリとしたものがありました。

 

 

 

Musselroe Bayからもよく見えました

 

 

 

因みに、この発電施設を訪れている間に、私もヤマセミさんも、2人して強い頭痛に見舞われまして。。

これが風車病か!?と言い合いながら(わからんけど)、謎の頭痛を抱え、帰路につきました。

 

 

 

タスマニア風力発電

タスマニアでは、 “島が丸ごと風力発電に埋まる”計画が進んでいます。

島での風力発電が完成したら、122基と、タスマニア最大規模。

 

 

🌱コチラの記事で紹介しています!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

ここで発電された電力は、本土に送られる予定となっています。

そして、このプロジェクトには、外資が関わっています。

 

環境保護の観点から開発に反対している方が、お金はどこへ行くんやろねぇ…とコメントされていました

 

また、発電施設の開発にあたって、以前私たちが訪れたLeven Canyonの一部を、高圧送電線のために削る必要があるようで。

地元から反対の声が上がっています。

 

 

 

Leven Canyon

たくさんの生きものたちが暮らし、

地元の方々にも愛されています

 

 

 

先日、西海岸旅で訪れた町の入り口に、「この町に風力発電はいらない」という看板が立っていました。

この町は、上記の島の近所。

ここでも発電施設の話が、持ち上がっているのかもしれません。

 

 

 

おわりに

日本でも、再エネ事業に外資が関わっていることは多いです。

そして、その逆も然り。

 

再エネ事業は「環境保護のため」「経済をまわすため」といわれますが、今ある自然を壊し、そこに住む生きものたちや人々の暮らし・思いを奪って、一部の人に儲けが行くシステムを、果たして「環境」や「経済」のためと言えるのでしょうか。。

 

限りある資源から再生可能な資源にシフトチェンジしていく流れ自体は、良いことだとは思いますが…

 

自然の豊かさも、生きものたちの命も、お金では買えません。

 

市民の思いをもっと汲めるような、お金より大切なものを重視できるような社会にならないと、持続可能な未来は訪れないのではないでしょうか。

…と、開発に息まく方々にお伝えしたい所存です🙏

 

なにより、発電施設を増やすコトよりも、必要な電力を減らしていく方向に本腰入れて取り組むべきやないかな

 

 

タスマニアの再エネ関係は、あともう1施設ご紹介したいなと思っています!

毎度わちゃわちゃな内容となってますが、また読んでいただけますと幸いです😌

 

それでは♪

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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