こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
普段は自然保護や野生動物、エコに関する情報を発信しております✨
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日本にいた頃、8年ほど環境教育指導員をしていました。
その一環で、絵本を読ませていただく機会もよくありました。
そんな私は、小さい頃から絵本大好きっ子!
本日は、私にとって思い出深い絵本を3作ご紹介いたします😊
『ヒッコリーのきのみ』 作/香山美子 絵/柿本幸造
名作『どうぞのいす』を手掛けたおふたりの作品!
可愛らしく柔らかな絵と、優しい文章が、あたたかな気持ちにさせてくれます✨
この絵本に出会ったのは、私が年中さんくらいの頃だったかと思います。
この物語のベースは、リスの「貯食行動」と「種子散布」。
木と動物がお互いに助け合って生きていることが、リスと木の実の物語によって、分かりやすく描かれています。
また、昆虫と木の繋がりもチラッと出てきて、私はそのページがお気に入り♪
大人になってからも、環境教育などの機会に、大切に読ませていただいています✨
物語は、優しく問いかけるような形で始まります。読み聞かせの際、問いかけに対して子どもたちが小さな声で答えてくれるのが、また可愛くて…🥰私生活でも環境教育でも、最も多く触れた絵本なので、未だに文章を全部覚えています😂
『ピンク!パール!』 作・絵/村上康成
作・絵共に、ワイルドライフアートも有名な村上康成さん!大ファンです!
この絵本は年少~年中さんくらいの頃、よく父が読んでくれました。
この物語は、サクラマス(サケ科の魚)が、川から海へ出て成長し、産卵のために川へと戻ってくるという、「遡上」を描いています。
ただ、帰ってきた川は、自分たちが生まれた頃とは変わり果て、ダムができていました。
過酷な川登りのシーンは、言葉は無く力強い絵のみで表現されています。
子どもの頃は、海へ出て川へ帰ってきてって、凄いなぁ…大変だなぁ…くらいに思っていた気がします。
近所の川で、毎年アユが遡上をしていたので、絵本と出会ってからは応援する気持ちが強くなりました。
大人になって改めて読んで、これは現実の問題だと思い知らされます。
動物たちは、人間活動によって変えられていく環境に、翻弄されながら生きています。
そして、一度失った環境は取り戻せません。
変えるのが人間なら、変えることから守れるのも私たち人間。
代替案や代替地を用意することになる前に、失わずに済む方法を、これからの時代は考えて行きたいな
『さかなは さかな』 作・絵/レオ=レオニ 訳/谷川俊太郎
巨匠・レオ=レオニさん!訳を谷川俊太郎さんが手がけられています!✨
絵本との出会いは年長さんくらいかな?
お魚の作品が多いのは、私がお魚大好きっ子だったからです😅
水の中で一緒に暮らしていた魚とカエル(最初はオタマジャクシの姿です)。
大人になり、陸の世界に出ていったカエルは、陸の素晴らしさを魚に伝えます。
陸が気になる魚。でも、どんなに頑張っても、魚は魚。
陸では暮らせません。
魚は“隣の芝が青く”見えてしまうのですが、最後には、“自分らしく生きることの素晴らしさ”に気づく、というストーリー。
他人が良く見えて、自分がダメに思えて、苦しくなってしまう方、たくさんおられると思います(私もそうです)。
この絵本は、可愛らしいストーリーにクスッとさせられながらも、「みんな違って、みんな良いんだよ」というメッセージを届けてくれます😊
レオ=レオニさんの作品は、個性を優しく肯定してくれる作品が多いです。中でも「ペツェッティーノ」はとてもおススメ!
おわりに
好きな絵本が沢山あり過ぎて、猛烈に悩ましかったのですが…
幼少期の思い出深い作品といえばこの3つだなと思います♪
私が小さい頃に父や母から読んでもらった物語を、今度は大人になった私が、子どもたちにお話しさせてもらうことがすごく嬉しく、不思議な感覚でした😌
今も、素晴らしい絵本が世界中でたくさん生まれています。
たくさんの大切なことを届けてくれる絵本。
これからも、絵本が誰かにとって宝物のような存在でありますように✨