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【アフリカの動物】「娯楽」と「お金」に翻弄されるライオン


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こんにちは、ヤマセミです。


本日はアフリカの動物・ライオンについて!

 

★インドの一部にも棲息していますが、今回はアフリカ大陸のライオンのことをご紹介します😃

 

 

🌱前回の動物記事はコチラ!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

ライオンとの思い出

私は、いつの頃からかライオンが好きで、それがアフリカへの憧れに繋がっていました。

 

そして約9年前、初めてアフリカへ。

大学進学のための渡航だったので、行き先は候補大学のある南アフリカ共和国ケニア

 

せっかくやし、保護の現場を間近に学びたい!と、南アフリカの動物保護施設でボランティアに参加した私。

ありがたいことに、国立公園に行く機会をいただきました😊

 

初めて野生のライオンに会えるかもとワクワクしながらサファリドライブしたのを覚えています。

 

 

 

そして出会う!!!😍

 

 

 

 

 

 

それからは、ケニアや、その後の大学での実習の際にも野生のライオンとの出会いがありました。

 

 

 

 



 

約9年の月日が経ち、昨年末、すずめさんと再び南アフリカへ。

 

初めて、自力でのサファリドライブ。

国立公園にてソロソロと脇道を走っている最中…

 

草の影に顔らしきものが!!!!

と、車を停めて、静かにゆっくーり引き返す…

 

 

 

 

 

 

オスのライオン!!!!✨

 

 

他の車も無く、私とすずめさんの2人でしばらく静かに観察したことは、一生忘れません。

 

 

 

ライオンの困りごと

アフリカの動物として世界的に有名なライオンですが、人気があるが故に、世界的な規模の娯楽に使われてしまっています。。

 

動物園での飼育もひとつですが、今回ご紹介したいのは、Canned Hunting(カンドハンティング)

 

カンドハンティングとは、特定の動物を野生ではなく飼育下で繁殖させ、大人になるとトロフィーハンティングの対象にするビジネスです。

ハンティングは、エリアを柵で囲い、よりハンターが仕留めやすい状況下で行われます。

※仕留めた動物の身体の一部を「記念」に持ち帰る狩猟のこと

 

南アフリカでは長い間、カンドハンティングによって、多くのライオンたちが苦しめられ続けてきました。

 

 

🌱コチラの記事でもチラッと触れています!↓↓

yasai414.hateblo.jp

 

 

南アフリカ共和国において、野生に3000頭ほどが暮らしているとされるライオン。

この産業による飼育下では、その倍以上の8000~10,000頭いると言われています。

 

 

 

「お金」に翻弄される命

ここまで聞くと、一部のハンターに関係する話だと感じるかもしれません。

ただ、実はこの産業、ハンティングに関わらない旅行客にも繋がっています。

 

アフリカ旅行での人気なプログラムで、「ライオンと一緒に写真を撮る」「ライオンと散歩する」等があります。

 

ライオンの赤ちゃんにミルクをあげる、遊び相手になるといったボランティアもあります

 

これらの多くは、カンドハンティング産業の一部の収入源として行われています。

 

 

 

 

 

 

カンドハンティング産業では、まず、飼育下での繁殖を行います。

産まれた赤ちゃんはすぐに母親から引き離され、ボランティアの方々が世話をします。

ボランティアは、お金を払って参加するものがほとんど。

 

成長したライオンたちは、旅行客との写真や散歩といった有料プログラムに使われます。

人間により慣れたライオンたちはその後、フェンスに囲まれた敷地内で、数十万~数百万という高額な参加費を払ったハンターによって殺されます。

 

ライオンたちは生まれてから亡くなるまで、お金のために搾取され続けているんだね…

 

 

変わる社会

そんなカンドハンティング産業ですが、転換期を迎えています。

 

2021年5月、南アフリカ政府は、ライオンの飼育下繁殖や触れ合い、カンドハンティングを違法にする計画を発表しました。

 

一大産業であるカンドハンティングに対し、このような方針を示したのは、それこそ一大決心やったんちゃうかな

 

これからきちんと法の下で規制されていくのか不安はありますが、良い方向に向かうことを願ってます。

 

 

 

いつかカンドハンティングが無くなったとしても、

この産業が長い間、実際にあったことを忘れないでいたいです

 

 

おわりに

カンドハンティング産業は、ライオンだけではなく、他の動物種も対象となっています。

どうなっていくのか、この先の動きが気になるところです。

 

 

 

 

 

 

「普段触れ合うことの出来ない動物と触れ合いたい!」という需要との間で成り立つ産業が、たくさんあります。

動物を取り巻く環境を良いものにしていくため、市民みんなで見つめ直していけるとエエなぁと思います。

 

ほんなら!

 

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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