こんにちは、アフリカ大陸にて2人旅中のヤマセミです!
現在、ナミビアに来ています。
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南アフリカとナミビアでの運転を無事に終え、かーなーりホッとしている今日この頃です。
車のおかげで、南アフリカではクルーガー国立公園、ナミビアではエトーシャ国立公園に、自分たちで行くことが出来ました😃
国立公園での出来事
これらの国立公園には休憩や宿泊、給油等が出来るキャンプ場がいくつかあります。
そこでは、いつどこでどんな動物を見たかという情報が見えるようになっています。
クルーガー国立公園にて。
訪問者はこれを参考にルートを決めることも
このように、アフリカのBIG5といわれるライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファロー等を始めとした動物の報告が可能になっています。
上記の掲示板を見たとき、サイのシールがないことに気づきました。
よく見てみると「密猟の恐れがあるためサイの報告はできません」というような注意書きが。
そして、次に訪れたエトーシャ国立公園にもこんな書き込みや掲示が。
コチラは動物の記録台帳ですが、
上に「サイは記録しないで」と書いてあります
訪問者の動物記録台帳にサイの情報は載せないようにと
ナミビア政府からの指示も出ています
なるほど。
サイのサイティング(出現情報)に関しては報告しないという決まりになっとんやな、と。
サイの密猟の深刻さがうかがえます。
サイの現状
サイの角は漢方薬として高額取引されており、密猟が横行しています。
地球最後の2頭となったキタシロサイも、減少の大きな原因のひとつは密猟です。
国立公園の出入りの際は、レンジャーによる車両内確認や質問があったり、園内パトロール等で野生生物への危害を減らす努力をされています。
これらに加え、サイに関しては密猟の目的となっている角を定期的に(1~2年に一度)切り落とすという方法も取り入れられています。
今回の旅でもサイを見かけましたが、
除角されているサイもおり、
複雑な気持ちになりました。
除角されたサイには、行動圏が小さくなる・種内闘争の減少による死亡率の低下、といった生態の変化が見られるようです。
サイにとって角は自身の強さの証やからってことなんかなぁ、と思います。
除角されたサイはもしかして自分らしく生きられてへんのやろか、と悲しくなります。
ここまでしないといけないと思わせる、密猟の問題。
お金による貧困と富裕が生まれているからでしょうか。
おわりに
南アフリカやナミビアの街を歩いてると、貧困について深く考えさせられます。
自然保護と貧困の問題は私たちが思っている以上に深く絡み合っていて、だから簡単に良くなっていくものではないんだと改めて思い知らされました。
それでも、動物にしわ寄せが行くのは悲しいな
アフリカの問題に日本が関わっていこともあるし、協力できることもある。日本に帰ってからも考えていきたいね🦏
今回は、サイの密猟問題を身近に感じた、というお話でした!
さて、これから再び南アフリカへ戻ります!
バスでの陸路移動となります。
この後も安全第一に過ごしていきたいと思います!
ほんなら!