必死のパッチでエコライフ!

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【ワーホリinタスマニア】オーストラリアのキャンプ場で考える、野生動物との距離感。


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こんにちは、すずめです!

 

昨年11月末から、オーストラリア・タスマニア島に来ています。

私もヤマセミさんも元気です。

 

昼夜の寒暖差に驚きっぱなしの毎日ですが、快適なお家のおかげで穏やかに過ごせています。

 

 

 

🌱【以前のワーホリ記事】はこちら↓↓

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

実は私たち、今のお家に入居できるまで、12日間 家なき子(アラサー)でした…!

そこで、私たちはその間をキャンプ場で過ごすことに!

 

 

 

 

どんなキャンプ場?

私たちが過ごしたキャンプ場は、市街地から離れた山裾に位置しています。

木々に囲まれて、遠くには美しい山々を眺めることができます。

日中は鳥たちの声が響き渡り、夜はたくさんの星が輝く、とても素敵なロケーション♪

 

なるべく出費を抑えたかった私たちは、最安のフリーサイトを選択。

車中泊の予定でしたが、職場のオーナーより「それじゃ疲れ取れへんやろ、テント貸したるわ」とのことで、テント生活を送ることと相成りました。

 

ありがたや~✨

 

 

 

初めての場所で初めてのテント生活に、ドキがムネムネの私たち。

 

そんな私たちの心を更に震わせたのは、野生動物たちとの出会いでした…!

 

 

キャンプ場の野生動物たち

パディメロン(Pademelon)

キャンプ場で出会う機会が一番多かった有袋類です。

 

 

ナラウンタプ国立公園にて撮影

 

 

タスマニアにいるのは固有種のタスマニアンパディメロン(Rufous-bellied Pademelon)です。

 

見た目はワラビーを一回りちっちゃく、丸くした感じ。

初めて出会った時は、あまりの可愛さにおったまげました…

 

 

手足が短くて丸いです。

 

丸い…とにかく丸い!

 

 

小さくて丸い身体とまんまるおめめに、我々のハートは撃ち抜かれました…!

 

 

夕方になると、そこかしこから「タスッタスッ」とパディたちの跳ねる音が。

テントの周りに4,5頭のパディが現われ、もぐもぐタイムが始まります。

パディたちに囲まれて眠る幸せを噛み締めました♪

 

 

 

因みに、朝になるとうんちだらけでした

 

 

 

クッカバラ(Kookaburra)

日本ではワライカセミの名で有名な鳥さんです。

 

 

 

トロウアナ・ワイルドライフサンクチュアリにて撮影

 

 

 

もさっとした大きめの身体とお顔、カワセミらしい長めのくちばしをしています。

 

ゆっくりした所作と、ぼーっとしてるような雰囲気が、大変可愛い!

 

 

「笑ってるみたいな鳴き声」というイメージはあったのですが、実際に聞くと凄まじいインパクトでした…!!

お猿さんでもおるんかと思いました。

 

 

1羽で鳴く時は「ははははは…」と控えめな気がします。

そして、目が合うとスンッ…となります。

 

 

 

 

 

 

それが、3羽くらい集まると、

 

「わはははははははははは!!!」

「キャキャキャキャキャキャキャ!!!」

「ココココココココココココ!!!!!」

 

と大爆笑!

やっぱり、みんなで笑った方が楽しいんですかね。(彼らは真剣です)

 

 

今の職場でも、日々彼らの元気な声が響き渡っています。

この子たちのおかげで、毎日楽しいです。

 

 

 

ポッサム(Possum)

ふさふさな尻尾が大変キュートな、夜行性の有袋類

 

私たちが出会ったのは、和名でフクロギツネ(Common Brush-tailed Possum)という、タスマニアで一番大きなポッサムです。

 

 

体色は黒・茶色・オレンジ等と個体差が大きいみたいですが、なにぶん暗いのでわからず…

 

でも、シルエットだけで十二分にキュート!

むしろ、鮮明に見てしまったら我々の心臓が持たなかったかも…シルエットくらいが丁度良いんや…

 

 

 


www.youtube.com

キャンプ場にて撮影

曲がり角でばったり出会いました

ビックリさせちゃったね💦

 

 

 

ポッサムはオーストラリアでは保護されていますが、お隣ニュージーランドにおいては駆除対象なのだそう。

 

元々、ニュージーランドには生息しておらず、毛皮目的で輸入されたことをきっかけに野生化、他生物や農作物への被害が出てしまった、とのこと。

 

外来種問題の典型ですね。

 

人間の勝手で、本当に悲しい話です。。

 

 

🌱【以前の外来種記事】はこちら↓↓

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

エキドナ(Echidn)

ハリモグラさんです。

哺乳類だけど卵を産むという、珍しい動物です。

 

 

 

キャンプ場周辺にて撮影

轢かれそうだったので、山側に誘導させてもらいました

 

 

 

キャンプ場内ではないのですが、近所を運転中に時折見かけました。

 

道路脇を丸いものがもそもそ動いており、「なんや?」と近づくと、鼻先で地面をごそごそしながら、短い脚で一生懸命歩いておられました…!

 


か…可愛い…!!

 

 

私が丸み協会(なんだそれ)の会長なら、彼らをMVPに認定したいです。

丸み業界No.1の実力派、丸み界のレジェンド!!(なんだそれ)

 

 

 

*****

 

 

 

今回は4種紹介しましたが、キャンプ場周辺には、他にもたくさんの野生動物たちが暮らしていました。

見慣れない動物たちの姿に、興奮しっぱなしの私たち!
「キャー!目が合ったわー!」と、アイドルの追っかけさながらでした。

 

 

自然に囲まれたキャンプ場は、野生動物の棲息地と地続きにあるんだなぁと、しみじみ思いました。

 

 

キャンプは、野生動物の暮らしにお邪魔するということ

ここ数年、日本ではキャンプブームが続いていますね。

コロナの拡大で、よりニーズが高まったとも。

デイキャンプやグランピングなど、スタイルも多様化・カジュアル化し、益々人気になっています。

 

それに伴い問題視されているのが、キャンパーさんたちのマナー。

 

ゴミを放置する、川で食器を洗う等、自然環境への負荷が深刻化しています。

 

 

キャンプ場は、私たち人間にとってはレジャー施設のひとつかもしれません。

でも、野生動物たちにとっては、生活圏の一部。

 

「お邪魔します」の精神を持って、自然環境や動物たちにストレスがかからないよう考えながら行動することは、最低限のマナーじゃないかなと思います。

 

 

時おり、

 

「クマにテントを襲われた!」

「イノシシに食糧を取られた!」

 

といったニュースが取り上げられますが、そこは動物たちのテリトリー。

彼らばかりが悪者扱いになるのは、なんか違うなぁと。

 

 

いつ出会うかわからない、何が誘引剤になるかわからない状況です。

私たち「お邪魔してる側」が、覚悟を持って対策し、動物たちにも私たちにも安全なキャンプを心がけるべきなんじゃないかな。

 

 

おわりに

自然を身近に体感できるキャンプ。

でも、私たちの行動ひとつで、そこに暮らす野生動物たちを苦しめることに繋がります。

 

すぐそばに動物たちがいるということを意識しながら、キャンプを楽しみましょう!

 

 

私たちも気を付けながら、自然豊かなタスマニアライフを過ごしていきます♪

 

 

 

トロウワナ・ワイルドライフサンクチュアリにて撮影

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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