こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
こっちに来てから、時おりキャンプ場を利用する機会があります。
本日は、そんなキャンプ場での洗い物について!
日本の排水事情
日本全国の下水処理普及率は約80%。(令和3年度 日本下水道協会調べ)
都道府県によっても様々ですが、全体的に見ると、人口が少ない地域ほど普及率は低いようです。
キャンプ場はというと、排水を処理する設備が整っていない所が少なくありません。
浄化槽を利用している施設もありますが、排水管から川へ垂れ流しの場合も💦
水道や炊事場があると、何となく大丈夫そうって思ってまうよなぁ
洗浄剤の問題
キャンプ場の排水について特に問題視されるのが、合成洗剤。
合成洗剤は、生分解※に時間がかかります。
分解されないことによる水質悪化のほか、魚のエラを傷つける、水生生物の成長を阻害するといった成分も含まれ、生きものたちに大きな影響を及ぼします😰
※微生物の働きによって無機物に分解されること
近年、「合成洗剤から石鹸に!」という意識が高まっています。
石鹸は生分解性が高く、合成洗剤と比べると環境負荷は少ないです。
ですが、分解の際に微生物たちは酸素を使うため、石鹸の排出量によっては、水中の酸素濃度の低下に繋がることも💦
★水質汚染については、熱い思い(?)がありますので、別の記事で詳しく書かせていただきますね!
キャンプ場での過ごし方
ほな、どうしよう?というコトですが、例えば
など、できるだけ洗浄剤の使用を抑える工夫が大切!
食用油なども、川の水質を悪化させてしまうので、やはり注意が必要です。
あと、「水を大切に使う」ことも、忘れないでくださいね😉
自然の中で過ごすことは、野生生物の暮らしにお邪魔すること。
これくらい大丈夫!と思っての行動が、彼らの命にかかわります。
“立つ鳥、跡を濁さず”
環境や野生生物たちへの配慮を忘れずに過ごしましょう!
🌱以前の記事で「キャンプ場の野生動物」について書かせていただきました!
コチラもまた読んでいただけますと嬉しいです!↓↓
キャンプ場での配慮を、私生活に!
下水処理も100%の除去力があるワケではありません。
なので、私生活においても 排出量を減らす・環境に配慮した洗剤や石鹸への切り替え はとても大切!
洗浄剤を買う際は、原料はどこから採取された?どんなところで作られた?など、製品ができるまでをチェックすることで、よりエコフレンドリーに!
下水処理にはたくさん水使うから、排水を減らすことは節水にも繋がるで!
減らすこと、変えること、暮らしの中の意識1つ1つが、自然環境や生きものたちを守ることに繋がります。
「これなら続けられそう!」というものから、チャレンジしてみませんか♪