こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
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日本では、続々と梅雨入り発表がされているようですね☂
この時期になると思い出すのが、クチナシの香り。
社会人になってから8年ほど、私は関西の都市部に住んでいました。
生まれ育った田園地帯を離れて、急に建物だらけの環境へと変わったので、息苦しかったのを覚えています。
当時、自然保護団体に勤めていたのですが、現場(自然環境)と居住地(都会)とのギャップも結構こたえていたのです…
そんな頃、私の心を癒してくれていたのが、近所の公園に咲いていたクチナシ。
梅雨の時期になると白い花を咲かせるクチナシは、それはもう、甘~い甘~い魅惑的な香り🥰
英名の“ガーデニア”は、香水で有名ですね♪
私は「都会ムリ―!!」となった時、公園に行ってはクチナシで現実逃避していました。
都会の匂い
都会時代、たくさんの街路樹や公園の樹木から、素敵な香りを感じる機会がありました!
私の住んでいた地域で、よく見かけたのがクスノキ。
クスノキの葉は、千切ったり揉んだりすると、スッキリ爽やかな芳香がします。
この香りの主成分である樟脳(カンファ―)は、天然の防虫剤として古来から利用されています。
クスノキの精油は、アロマとして人気よな!人間的には良い匂いでも、虫にとっては嫌なモンなのが、なんとも不思議でオモロイな
常緑樹であるクスノキは、一年通して葉っぱが付け替わります。
そのため季節問わず落ち葉を拾うことができ、環境教育の際には、よく子どもたちと一緒にクスノキの香りを楽しみました!
子どもたちは「レモンみたい!」「スーッとする匂い!」といった感想でしたが、ボランティアに来られていた70代の方は「タンスの匂いやわ~」とおしゃってて、歴史を見た気がしました😂
他にも、タイサンボクやキンモクセイ、ロウバイなど、季節によって様々な芳香との出会いが!
心身ともに疲れ切っていた当時の私にとって、大変ありがたかったです…🥺
ご近所さんのお庭のハーブや、アスファルトの隙間から咲く野の花たちも、貴重な癒しでした✨
田舎の匂い
故郷にいた頃は、稲穂の甘い香りや稲刈り後の青い藁の匂い、様々な野の花や川の匂い、雪が降る前の匂いなど、田畑や自然の匂いでいっぱい!
匂いで季節を感じるのが、子どもの頃から大好きでした♪
仕事を辞めて都市部から農村部に引っ越した時、景色と共に田舎の匂いが、懐かしさと落ち着きを与えてくれました😌
森の匂い
都会時代、お仕事で時おり森林調査に行きました。
森の中を歩いていると、本当にたくさんの匂いとの出会いが!
土や苔、渓流、笹……様々な匂いで満ち溢れ、雨や風、晴れや曇りなど、条件によって更に豊かさを増します!
季節が変われば、匂いも色も音も変わる森の中
どちらも関西の某天然林内にて撮影
森の中でお気に入りなのが、初春に感じるタムシバの爽やかな香り。
それから、秋にどこからともなく漂う、カツラのべっこう飴のような甘い香り。
クロモジの枝葉の、爽やかで上品な香りも大好き!
森は本当に心を豊かにしてくれます😊
環境教育で子どもたちを森に案内する時は、その辺りも楽しめるようなプログラム作りに努めていました!
🌼🌼🌼
タスマニアに来てからは、爽やかなユーカリの香りが大好きになりました!
帰国したら、この香りが懐かしくなるんだろうなぁ。
植物の匂いは、虫を呼んだり、虫や菌から身を守ったりするためにあります。
そんな植物たちの生存戦略が、私たちの暮らしを豊かにしてくれているんですね!
おわりに
自然や植物たちの匂いは、今も昔も私にとって大切な存在。
辛い時には落ち着かせてくれたり、故郷を思い出させてくれたり。
優しい気持ちにしてくれます。
こういう思いを持たれている方は、私だけではないハズ!
美しい自然の匂いが失われないよう、守っていきたいですね。
街路樹については、長くなるので今回は割愛しますが、複雑な思いもあり…
日本を発つ前に東京で見た街路樹
とても苦しそうに感じました
景観の一部として見られがちな街路樹ですが、命ある植物に変わりありません。
今植えられている木々が、大切にされ続けることを願っています😌