こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
最近、折に触れてペットショップについて書かせていただいておりますが、
気になる日本のニュースがありまして。
内容に関するコトは省略しますが、
何というか、日本のペット問題の深さを、改めて痛感しました。
劣悪な繁殖環境により、幼いうちから病気を患う子もいると聞きます。
繁殖問題のほか、飼育環境の劣悪さや殺処分、野良犬猫問題やロードキル…
犬猫以外だと外来種問題も根深いですね。
九州旅行に行った際、野良犬猫の多さにびっくり(地域によりますが)😲
地域の方や保護活動家さんから、問題になっている旨伺いました。
挙げればきりがないほど、悩ましい点が盛りだくさんのペット業界😥
ショップを訪れた方による“衝動買い”も大きな問題点です。。
神奈川県動物愛護センターは、過去にお仕事で何度か訪問させていただいたことがあったので(色々な取り組みをされていました!)、この度の記事は悲しかったです😢
先日のメルボルン旅で、犬猫の生体販売が行われていないペットショップを訪れ、本当に実現できるんやなぁ…と感動しました。
(メルボルンのあるビクトリア州は、2018年から生体販売が禁止されています)
他の州でも、保護施設から引き取ろう!という意識が広まっており、保護犬の引き取りを紹介するテレビ番組も放送しています。
イギリスやフランスでは、ショップでの犬猫の生体販売が禁止され(フランスは2024年から)、ドイツは禁止してないにも関わらず自主規制する店舗が多いのだそう。
変わることは出来ると、様々な国や地域が教えてくれています。
日本の社会とペット問題
日本も、“サステナブルな社会”をめざして地球温暖化やゴミ問題、森林破壊など、「人間が持続可能に暮らしていくために改善すべき生物や環境の問題」への意識は、変わってきています。
(どれも悩ましい点は多々ありますが…!まだまだではありますが…!)
そんな中、ペット問題はどうでしょう。
法改正や保護犬猫への注目はされてきてはいますが、
芸能人の方がペットショップで子犬や子猫を購入したことがニュースになったり。
ペットとして飼育されるエキゾチックアニマルがSNSで人気を集めたり。
社会における動物愛護の考え方は、なかなか変われずにいるように感じます😔
キツイ言い方をしてなくても、動物愛護に重きを置いた意見をすることで、叩かれてまう人はよく見るよな(SNSのコメントとか)。健康や持続可能とかでなく“愛護”の色が見えると、途端に印象悪くなってまうんやろか…
ペットとして飼育される海外の動物種が逃げ出して「外来種だ!」と問題になったり、
犬猫が飼育放棄され、野良犬猫の増加や保健所行きになったり、
ペット産業による動物たちの負担は尽きません。
保護団体さんや個人の方々が里親探しやTNR(野良猫の不妊去勢手術の活動)を頑張ってくださってます。いくつか訪れたことがあるのですが、なかなか手一杯だと悩んでおられました😥
ちょっと考えてみて!
色々な意見があるペット問題ですが、やっぱり、一度考えてみてほしいです。
娯楽として販売される動物たちが、どこからやってきて、どのように生まれ、どんな風に増やされ、どんなところで世話をされて、どんな最期を迎えるか。
人は元々たくさんの生きものたちに囲まれて生きてる。自然界にすでにある命を、愛情持って、大切に出来るとイイよね(野生のままの姿を守るための距離感は必要やけど!)
おわりに
今回のようなニュースが無くなるよう、日本のペット問題が良い方向に進んでいくコトを願っています。
世界のペット業界も、決してイイことばかりではありません。
ですが、成功している国や地域からは、もっとマネさせてもらいましょう😊
私たちも、海外にいる今だからこそ出来ることを、
これからも探していきたいなと思います!
日本でも法改正などに伴い犬猫の生体販売を止めたショップはあります!買い手となる市民の意識と、売り手の意識。両者の歩みが良い方向に揃っていくと嬉しいです😌