こんにちは、オーストラリアで絶賛ワーホリ中のすずめです!
本日は日本にいた頃のお話です。
渡濠前、2年ほど就農していたヤマセミさんと私。
ある時、当時の環境大臣が就職先の集落を訪れることになり、社長の勧めで私たちも同席させていただくことになりました。
🌱コチラの記事でも少し触れています↓↓
当日、個人宅の客間に近隣住民や村の重役20名程が集まりました。
文字通り膝を突き合わせるような距離感。
夏の蒸し暑さで、汗をタラタラ流しながら参加したのを覚えています。
会が始まってからしばらくは、大臣が環境省に配属されてからの活動について。
ざっくりとまとめると、
脱炭素について、海外と交流を重ねていること
日本に再生可能エネルギーを普及しようとしていること
このような内容だったように思います。
我々参加者は「ふむふむ」と黙って聞く感じです。
30分程お話があり、残りの時間は参加者の質問タイム。
社長から「会社の事は気にせんでエエ、言いたいこと言い!」と後押し頂いていたので、(多少)遠慮なく質問させていただきました!🙏
以下、簡単なまとめです。
すずめ 再エネ建設による環境破壊が深刻化、地元の人たちが反対の声を上げてるけど、計画は続々。これについてどう考えてるん?
大臣 メガソーラーの計画は一つ白紙にした。シートみたいな太陽光パネルの研究が進んでて、これが利用出来たら問題は解決。
すずめ (…?)山林は野生動物にとって大切な棲息地。早急に対応してほしい。
ヤマセミ シートやと普通のパネルより耐久性低んやない?ゴミ増えへん?
大臣 その辺はまだわかっとらん。
大臣 それは管轄が違うから何とも。
すずめ 環境省の担当分野に外来種問題があるけど、それについて何か考えてる?
大臣 外来種の事はよくわからんなぁ。
ヤマセミ 日本は動物輸入大国。ペットブームで加速し続けとう。国の厳しい規制が必要やと思うんやけど。
大臣 それは難しいなぁ。
すずめ 増えては殺されてのイタチごっこは酷すぎん?
大臣 動物のことを言ってくる人たちがいるが、こっちもいろいろやってて今は手一杯やなぁ。
…めちゃくちゃざっくり、こんな感じの質疑応答でした。
もっと突っ込んで聞きたい気持ちはありましたが、他の参加者さんもおられるので、手短に質問させていただきました。
社長は「農地を守ってほしい」という意見をされていたのですが、さらりと流された感じでした😭
日本の農業の危うさについては、また記事にしたいと思います!
感想
此度の会は、“大臣は再エネの人”という印象で終わりました。
環境省は、野生動物や飼育動物、自然環境など、たくさんの重要な課題について担当している機関。
環境保護や動物愛護に関するあらゆる法令も扱っています。
もちろん、大臣ひとりが環境省の仕事全てを背負っているワケではありません。
自身が関心を寄せる問題に一生懸命取り組むのは、とても大切だと思います。
でも、
苦しんでいる生きものがいる、困っている人たちがいる、失われる自然環境がある。
この現状や私たちの声を、もう少し真剣に受け止めてほしかったなぁ。
次々と再エネ事業のターゲットになっている東北の森林
農業以前のお仕事で、環境省には何度か伺ったことがありました。
でも、問題解決の希望を見出すことは難しく…
今回も同じような印象だったな。。
ともあれ、誘ってくれた社長、私たちの質疑を温かく見守ってくれた参加者の皆さんには感謝感謝です😌
おわりに
オーストラリアには、環境保護に重きを置く政党があり、党の活動によって自然が守られています。
日本にもそんな政党があったらなぁ…
何かを変えるには、国のトップが方向性を示すのが手っ取り早い(言葉悪いか)と思います。
でも、それが難しいのなら、市民で手を取り合うしかない。
みんな、それぞれの暮らす場所で、様々なことと関わりながら生きています。
一人ひとりが、自然や他生物への優しさを持ち行動することで、より良い社会へと繋がっていくハズ!
・日用品を振り返って、クルエルティフリーや環境負荷が少ない製品にシフトしていく
・職場や学校でサステナブルな取り組みを提案してみる
・選挙の際は立候補者の環境保護や動物愛護への関心度をチェックしてから投票に行く
等々…できることはたくさんあります!
みんなで日本を優しい国に変えていきましょう✨
職場周辺の山林も、少しずつ再エネ開発されていました。
計画が周辺住民に知らされないこともしばしば。
開発が続いていないことを祈っています😢