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【鉱業の町】タスマニア西海岸を行く!②


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こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!

 

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

土曜日に出発した西海岸旅から、無事帰還しました😊

 

西側を旅して思ったのは、前回ご紹介した多雨林の素晴らしさ。

そして、鉱業との繋がりが深いこと

 

 

 

 

歴史が残る町:Queenstown

西海岸の観光地として割と知られているこの町。

山間に位置しているのですが、周辺の様子が異様でした…!

 

 

 

悪天候の中、急に現れた禿山にゾッとしました💦

 

 

 

この禿山は、鉱物の採掘(鉱業)によって出来たそう!😲

 

どゆコト…!?と驚いた私たちですが、その秘密は近くの山にありました。

 

 

 

Iron Blow

 

天候が悪く分かりづらいですが、

底の水は真っ青でした

 

 

 

これは、過去の採掘によって出来た巨大な穴です(現在は使われていません)

 

1883年、金を求めてやってきた人たちが、この地で金を発見。

その後、1929年まで金や銅、その他の鉱石の採掘が行われました。

 

底に溜まっている水の青さは、銅による色だそう。

 

 

Queenstownは、そんな鉱業で栄えた町のひとつです。

 

 

 

町にあったお宿の名前が「ゴールドラッシュ」でした😂

 

 

 

これだけの規模の採掘をするためには、相当な燃料(木材)が必要。

多くの木が伐採され、禿山が出来てしまったのですね。

 

大規模な伐採と環境条件(酸性雨等)から、森林が再生できないという見解があるみたいです

私たちの身の周りにも銅は使われているけど、こんな形で採掘されているのか(これは一部だろうけど)と、考えさせられました

 

 

山の上の町:Waratah

Queenstownから北へ1時間少しのところに位置するこの町。

私たちはキャンプサイトのキッチンを借りる目的で立ち寄ったのですが、町内に滝があるらしく、ちょっと周ってみるコトに。

 

こんな町の中に滝?と訝しがりながら歩いていると、水の音が…

 

 

 

 

 

 

ありました!!滝!!(と、谷底に川)

 

 

これまで見てきた滝は、基本的にブッシュウォークが必要な場所にあったため、町なかで見られるのが不思議でした😲

 

なぜだろう?と思いながら川の流れる先を見ると、一面に延々と広がる森林。

 

 

 

 

 

 

なるほど…

山の上に出来た町だったのですね。

こんなにも上ってきていたとは…

 

車での移動って、簡単な分、自分がどんなところにいるのか、わからなくなってしまいますよね…💦こういう感覚が、自然への敬意を失うきっかけのひとつなんだろな😢

 

滝のビューポイントから、一部山が削れている場所が見えました。

あれはもしや…と思っていると、近くに看板のようなものが。

 

 

 

/私が掘りました\

 

 

 

この町も、やはり鉱業で出来たようです。

 

1871年、James Smithさんという方がこの地でスズを発見し、採掘を開始。

スズの採掘によって栄えたのがこの町、というコトです。

 

 

 

🔨🔨🔨

 

 

 

この他、今回の旅で通ったいくつかの町は、ほぼ鉱業で出来た町でした。

西側は鉱業によって栄えた、といっても過言ではなさそう。

 

 

 

現在の鉱業と反対運動

鉱業はゴールドラッシュ時代の流行りで、歴史上のできごとなんやな…と思ってしまいそうですが、現在もタスマニア各地で続いています。

 

伐採から森林を守るため、樹木に登って行う“Tree sitting”という抗議活動があります。

 

有名なものとしては、2011年にタスマニア原生地域で行われた、ミランダ・ギブソンさんの活動。

教師で活動家でもあった彼女は、伐採から樹木を守るため、449日間をユーカリの上で過ごされました!

(また詳しく書かせていただきますね)

 

 

鉱業には、多くの樹木の伐採が必要。

森林を守るため、現在も環境活動家さんたちによるTree sitting等の抗議活動が行われています。

 

 

 

コチラは以前の写真展記事でご紹介したもの。

このTree sittingが行われたのは西海岸の森林で、

鉱業による伐採に対する活動です

 

 

歴史から学ぼう!

西海岸には、鉱業で町が栄えたけど、そのために多くの森林を失ってしまった、とても複雑な歴史がありました。

 

繁栄の陰で失われた自然環境があること。

もう取り戻せないこと。

沢山のことを、現代の私たちに教えてくれています。

 

もう、大量に・新しく作り続ける時代じゃないのではないでしょうか。

残された自然環境をどう守っていくか、そのために私たちはどうするか。

 

今あるものを大切にする、本当に必要なものを見極める等、暮らしを見直すことで、守られる自然環境があります!

市民一人ひとりが意識することで、大量生産・大量消費からの方向転換をできるとエエよな

 

“今だけ・自分だけ”な社会から、シフトチェンジ出来るとイイな。

子どもたちに、豊かな自然環境を繋いでいきませんか?

 

 

 

もちろん生きものたちのためにも!!

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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