こんにちは、タスマニアで絶賛ワーホリ中のすずめです！
🌱前回の【タスマニア動物記事】はコチラ↓↓
冬の足音が近づく今日この頃、夜明けがみるみる遅くなっていくのを感じます。
サマータイムとは、日中時間が長くなる夏を中心に、明るい時間を有効活用するため、時計を通常よりも1時間進めることです。
日本には無い文化なので終了日はドキドキしましたが、現在は何の違和感もございません笑
さて、そんな近頃、感じていることがあります。
それは、鳥たちの活動時間が変化していること。
私たちが棲む町には、たくさんのホシムクドリ(Common Starling)が暮らしています。
部屋から撮影。
光が当たるとキラキラする、とてもキレイな鳥さんです♪
我が家の屋根は人気で、夕方になると何処からともなく集まってくる彼ら。
カタカタ…カサカサ…という足音と共に、みんなでプピプピ鳴いています。
そして、夜が明けると、ワーッと飛び立っていきます。
私たちはこれを“出勤”と呼んでいます。
そんな彼らの出勤時間が、日に日に遅くなっている気がするのです…！😲
今までは夜明けと共に鳴き始め、出勤していた彼ら。
最近は、日が昇ってもアクションが無く、町に人の姿が現われる頃、ようやく動き出します。
まだもうちょっと寝てたいよ～って思ってるんかな？
どんどん寒くなってるから、少しでも気温が上がってから出勤してるんかな？
と、我々の妄想も捗ります😊
そして以前のブログでもご紹介した、キバタン。
🌱以前の【キバタン記事】はコチラ↓↓
職場近くの木にキバタンの群れが棲んでいます。
仕事を始めた４月中旬頃は、私たちが到着するタイミング(7時前)で、鳴きながら一斉に飛び立っていました。
それが、近頃は８時頃からギャァギャァ聞こえ始めるんです！
ホシムクドリもキバタンも、冬に向かうにつれて、出勤時間が遅くなっている様子🤔
…野生だし、考えてみりゃ当たり前のことなのですが、私たちの日頃の行動と、徐々にズレていく彼らの時間が、とても興味深い♪
私たちは「今日からサマータイムだよー」「明日で終わりだよー」と決まりがありますが、鳥たちにはやんわりとサマータイムらしきものが訪れて、いつの間にか冬の時間になってるんだなぁ。
自然を感じながら生きるのって、素晴らしい！
毎日を時間通りに行動していることで、彼らのタイムスケジュールが、徐々に変化していることに気付くことができました。
何というか、彼らの生き方はとってもイイなぁと感じています。
自然界には時計という概念は無いですが、自然環境自体が時計なんだろうな、と思わずにはいられません。
まだ暗いからねぐらにいよう
あったかくなってきたら活動しよう
私たち人間も、元々は自然という時計に身を任せていたハズ。
いつから、人間が決めた「時間」に沿って生きるようになったのか。
まだ暗いけど、時間だし起きなきゃなぁ…
寒いけど、出発しないと仕事に間に合わんなぁ…
自然界と人間の作ったルールに「ひずみ」があるからこそ、暮らしの中で様々な違和感や、ちょっとしたトラブルが起きているのかもしれない。
「自然時計」に身を任せて暮らせたら、今より心も身体も幸せなのかもな、と、鳥たちを眺めながら感じています。
そんな、動物たちの自然時計を、私たち人間が狂わせてないか？
もともと昼行性の動物が、人間活動によって夜行性にならざるを得なかった、という話はよく聞きます。
せっかく、素晴らしいリズムの中で暮らしている動物たちに、人間の時間を強要しないよう、私たちは慎んだ生活をすべきだと改めて感じています。
そして、いつか自然時計に身を任せて暮らせたらなぁ…と思う日々です。
