こんにちは、すずめです!
オーストラリアのタスマニアに来てもうすぐ3か月です。
日本にいた頃、エコライフを過ごそうと日夜奮闘していた私たち。
そんな私たちにとって、こちらでの生活は目からウロコの連続…!
今回は、タスマニアで感じたエコについてご紹介します!
※タイトルにオーストラリアとありますが、私たちはタスマニアにしか住んだことないので、タスマニアでの経験です。
🌱【以前のワーホリ記事】はこちら↓↓
①エコなお店が多い
まず、プラスチックフリーな生活を送りやすくなりました!
我が家の近所の量り売りショップは、小麦粉やスパイス、お菓子、蜂蜜等々、何から何まで量り売り。
空き瓶等の容器を持参して購入することができます。
また、多くの商品がオーガニックで、選択肢が多いのも嬉しい!
因みに、牛乳瓶は洗って返すと1ドル(100円くらい)戻ってきます♪
大手のスーパーでも、多くの野菜や果物はビニール袋等で包まれておらず、量り売りコーナーもあります。
オーガニックの食品や生活用品も多々揃っています!
さすがオーガニック大国、オーストラリア!ありがとうオーストラリア!
②セカンドハンドが盛ん
チャリティーショップ
オーストラリアではOp Shop(オプショップ)と呼ばれ、市民からの寄付品を安価で販売するシステムになっています。
なんと、国内に3000店以上あるとか!
日本のリサイクルショップと似ていますが、寄付か買い取りなのかという点が違うかな。
私たちが住む町にも3店あり、とてもありがたい存在です…
運営はボランティアさんがされており、人手が足りないときはお店自体お休みになったりと、なかなかフレキシブル。
売り上げは団体の活動資金や社会貢献活動への寄付になっているので、お買い物が誰かを応援することに繋がるのも素敵ですね♪
家具・家電付き物件
日本と比べて、Furnished(家具や家電付き)の物件が多いように感じます。
家探し中、主要都市は特に、Furnishedの賃貸・売り物件が何件もヒットしました。
私たちがいるのは郊外なので、家探しに多少時間は要しましたが、Furnishedのお部屋を借りることができました!
家具家電を買わなくて済むのは、環境面でも金銭面でも嬉しい♪
中古車
こっちに来て驚いたのが、年季の入った車の多いこと!
総走行距離40万kmでも現役の車が結構おられるらしい!(日本なら廃車レベルよね…)
走るならえっか!って感じなんですかね。
そのため中古車の売買も盛んで、ちょっとでも状態のいい車はすぐに売れてしまいます。
私たちも、「お!これエエんちゃう?」と相談し合ってる間に無くなりました。
一瞬でした。
私たちの車は購入時に30万kmを超えてましたが、往復2時間の通勤になんとか(!)使えています。
③自然が好きな人が多い
近所に川があるのですが、人のいない日が無いってくらい誰かしら見かけます。
お散歩する人、芝生に座ったり寝転ぶ人、川で泳ぐ人、釣りをする人、生きものを観察する人等、皆さん色々な楽しみ方で過ごされています。
カモノハシも棲んでいます
今はちょうどタスマニアバンの子育て期なのですが、お散歩中の方々がバンの写真を撮ったり、「バン可愛いねぇ」と話しかけてくれたりと、みんなで生きものたちの暮らしを見守っているような、あったかい雰囲気。
ヒナたちが成長していく姿は、とても感動的です✨
休日には何台もキャンピングカーがやってきて、川沿いでくつろいだり。
クリスマスには、机とベンチ持参でパーティーをするグループが多々おられました。
芝生や土の上を裸足で歩く人が多いことにも、ちょっと驚き。
なんか良いなって思いました。
また、国立公園も人気のスポットです。
タスマニアには19の国立公園があり、海や山、湖など様々な自然環境が守られています。
もちろん、多種多様な野生動物たちの姿を観察することもできます!(日によりけりですが)
ナラウンタプ国立公園にて撮影
公園内を歩いていると、観光客の方が「あっちでウォンバット見たよ!」と教えてくれる時も。
国立公園レポートについては、また別の記事で詳しく書かせていただきますね♪
④動物の保護施設が多い
オーストラリアには、各地にたくさんの野生動物の保護施設があります。
ロードキルや森林火災等、オーストラリアの野生動物たちが置かれている状況はシビア。
そんな動物たちを保護・治療しているのです。
一時保護ののち野生に返される動物や、終生飼養される動物等、色々な状況があるよう。
私たちも土日に近所の保護施設を訪れたのですが、たくさんの方々が見学に来られていました。
保護施設が市民にとって休日を過ごす場所になっているのは、驚き!
スタッフの方による解説付きツアーもありました。
動物たちの姿を観察しながら学びも得られる、とても良い環境教育の場になっています。
⑤動物福祉に関係した番組が放送されている
日本でいう夜のゴールデンタイムに、保護犬の譲渡や、野生動物のレスキューの番組が放送されています。
バラエティー番組のひとつのような立ち位置です。
日本ではこのような番組を日常的に見る機会は無かったので、なかなかにカルチャーショック…!
スタッフの皆さん とても明るい雰囲気で、保護犬や野生動物たちへの愛情に溢れていて、「生きものを守ること」が視聴者にとてもポジティブに伝わっているように思います。
また、オーストラリアで人気なお料理番組があるのですが(イギリス発らしい)、料理人さんが卵を使うときに、「フリーレンジ(日本でいう平飼いに近い)の卵を使うで~」とよく言います。
小さな事かもしれませんが、これまで料理番組で「平飼い」というワードに触れたことがない私にとって、これまたビックリ!
(オーストラリアでは、フリーレンジの卵や鶏肉、豚肉、牛肉がよく売られています)
パッケージにどのくらいの広さで飼育されているか書かれているものも
テレビは、たくさんの人の常識や生活に影響を与えるツールです。
生きものたちへの配慮や保護の大切さを自然と学べるのは、とても良いなと思いました。
⑥エコに関する話をしやすい
これは本当に個人的な感覚ですが、「オーガニック」「自然保護」といった話題で人と会話が膨らみやすいように思います(私たちだけかな?)。
私はこれまで「環境教育」をライフワークにしてきたのですが、人に言うのに少し抵抗がありました。
「仕事何してるん?」と聞かれて「環境教育!」と答えると、んん…?という反応だったり、「子どもには難しくない?」と言われることが多かったです。
こちらに来てから、環境教育をしていたと話したところ「凄く大切なことやね!」と興味を持っていただき、どんな内容か?等と話が弾みました。
今の職場でご一緒してるパートさんも、オーガニック食品やプラフリー、野生動物の保護等、日常会話のひとつとして話してくださいます。
(オーガニックファームだからってのはありますが笑)
なにぶん、まだそんなにたくさんの人と出会ってないので、これからどんな出会いがあるか、楽しみです♪
おわりに
個人的な意見ではありましたが、こちらに来てエコを感じる機会が増えたことは確かです!
のびのび、ゆったりとした雰囲気を持つオーストラリア・タスマニア。
この空気感と、身近に広がる豊かな自然が、人々の心にエコを根付かせているのかもしれませんね。
私たちの帰国まで、あと9ヶ月。
たくさん学んで、たくさん体験して、楽しいエコライフを送りたいと思います!
ありがとうオーストラリア!ありがとうタスマニア!
これからも頑張るわいね!