こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
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先日、道を歩いていたら、こんな出会いが。
モフッとして可愛い🥰
蛾が、道の真ん中でジッ…としていました😯
場所は、人の行き交いが多い交差点の歩道。
踏まれたらどうしようと思って指を差し出してみたところ、ゆっくりと乗ってくれたので、近所の草地に連れて行ってみることに。
草地には低木が植えられていて、気分によって隠れたりもできそう!
というワケで、葉っぱに近づけてみました。
すると、ゆっくりとした歩みで乗り移り、何度もよろけながらも、よいしょよいしょと葉っぱの陰に入っていきました。
このコが越冬するタイプなのか、寿命を迎えようとしていたのかはわかりません。
(ヤガに似ているなと思うのですが、種類はわかりません。昆虫って複雑よね😂)
が、土の無い場所で亡くなったり、人に踏まれてしまうのは、悲しいなと思いました。
人里は危険がいっぱい!
人がいる環境には人為的に緑地が作られたり、自然の側に住宅地を作ることもあります。
すると、近くに棲んでいた野生動物たちが人の生活圏に誘引されたり、そこが新たな棲み処となります。
人間からしたら楽々越えられる段差も、簡単に開け閉めできる扉も、野生動物たちには、どうでしょう…?
日本で田舎暮らしをしていた頃、たくさんのカエルたちがU字溝から出られなくなっていました。
見かける度に掬い上げていたのですが、本っ当によくあることでして…。
トノサマガエルやツチガエルといった、手足に吸盤の無い種は特に、U字溝での事故が多いといいます。
日本全国でどれだけのカエルたちが犠牲になっているのでしょう…😢
私たちにとって小さな溝が、カエルたちにとってはとてつもなく大きな壁なんですね
他生物への思いやりを持った町づくりを!
私たちの便利さ・快適さの陰で、犠牲になっている動物たちがいる。
思いもよらない小さなことが、彼らの命取りになる。
今ある人工物を、動物たちのために全て取っ払う!なんてことは難しいと思います。
ですが、身の回りに野生動物がいることを意識して、“動物たちのバリアフリー”を考えた町づくりや暮らしを目指すことは大切なんじゃないかな。
例えば、これまでもご紹介してきた、エコダクト(野生動物用の通り道)の設置や夜間の町明かりの削減などなど…
できることはたくさんあります😉
そして、“身の回りにどんな動物が暮らしているのか意識してみること”も大事!
以前、U字溝に落ちて溺れてしまうカエルを助けるため、研究をし続けた小学生が話題になりました。
当時、小学生だった女の子が考えた、U字溝に落ちたカエルを救う【お助け!シュロの糸】とは? – J-WAVE 81.3 FM JK RADIO TOKYO UNITED
環境教育指導員をしていた頃に感じていたことですが、生きものに関する意識は、大人になるにつれて「個々への関心」から「生態系への関心」になっていきやすい気がします。
“生態系や多様性を守ろう!”という意識はもちろん大切なことです!
ですが、身の回りにどんな動物たちがいて、どんな風に暮らしてて、どんなことに困っているのか?
個々の存在に関心を寄せてみるのも、大事なんじゃないかな。
それが、カエルへの思いやりを形にした子のように、他生物に優しい暮らしの第一歩に繋がるのしれません😊
みんなの優しさで、他生物も住みよい社会を目指しましょう♪