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【オーストラリアの森林】ユーカリってどんな木?


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こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!

 

本日は、ユーカリについてちょこっとご紹介します♪

 

 

 

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yasai414.hateblo.jp

 

 

 

タスマニアに来てから、いくつかの自然保護区を訪ねまして、日本とはまた違った森林植生や生きものたちの暮らしを学んでいます😊

 

オーストラリア全体でみると、森林率は約17%(2020年時点)

そのうち約75%を占めているのが、ユーカリ類です。

 

オーストラリアと言えばユーカリ

オーストラリアの森林の特徴と言っても過言ではないくらい、ユーカリの存在は大きなものとなっています。

 

 

 

ユーカリってどんな木?

 

 

 

 

ユーカリ(Eucalyptus)はフトモモ科ユーカリ属の樹木の総称。

一口にユーカリと言っても、900近くもの種があるそうです!

 

オーストラリアの森林と言えば、毎年山火事が起きることで知られています。

実はユーカリの特性が、オーストラリアの自然発火に関係しているのだそう!

ユーカリの葉は、「テルペン」という引火性物質を放っています。

太陽の熱や木の摩擦、雷など何らかの原因で発火した場合、燃え広がって山火事となるのです😯

 

そんなユーカリが火事後も生き残れるのは、樹皮のおかげ。

樹皮は燃えやすく、また剥がれやすいため、火が付くと幹から剥がれ落ちます。

そうやって幹の内側は燃えずに守られているのだそうです。

 

 

 

ユーカリの森に行くと、よく樹皮が落ちています

剥けたらこんな感じでツルッとしてます。

皮むき間伐を彷彿させられます

 

 

 

万が一全焼してしまった場合も、耐火性のある種子が次の世代を繋ぎます。

火事によって生まれた土壌の栄養が、種が芽吹くのを助かるのだそう。

★2019年から翌年にかけて起こった大規模な森林火災については、また別記事で触れさせていただきます!

 

 

 

ユーカリと人の繋がり

ユーカリは、色々な形で人の暮らしと関わっています。

 

葉には殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があることから、先住民(アボリジニ)の方々が傷をいやすのに利用されてきました。

その効果の高さから、葉からとれる精油は医薬品やアロマテラピー、防腐剤にも用いられています。

 

樹皮や葉から爽やかな香りがして、種類によって若干違います!

地元では“Gum tree”の名で親しまれとうで!

 

その他、ユーカリはその成長の速さや耐久性から、木材やパルプとして利用されています。

日本もオーストラリアから材を輸入している主要国のひとつです。

 

 

 

しかしながら、伐採によって森林破壊が進み、問題になっています😥

冒頭で森林率を紹介しましたが、ここまで少ない割合になった大きな原因は、18世紀頃から始まったヨーロッパによる入植。

主に農場や都市開発のために切り開かれていったそうです。

 

元から居たアボリジニの方々は、家を持たず洞窟などで暮らしながら、移動を繰り返すという、森林へのインパクトが極めて少ない生活をしていました。

入植によって、森林の受けたダメージは相当のものだったことでしょう…

 

そして、現在、森林の減少に拍車をかけているのが、先ほどお話した木材やパルプの産出。

さらに、畜産用の牧場を作る目的としても切り開かれています…!

オーストラリアの森林は、人間活動によって、昔も今も甚大な被害を受けているんですね😥

 

オーストラリアは木材やパルプだけでなく、牛肉の輸出も世界的に有名!日本もたくさん輸入しています

日常の食について考えてみたり、日用品がどんな木材やパルプを使っているのか気にしてみることで、日本からオーストラリアの森林を守ることに繋がるんやな

 

 

 

おわりに

今回は、ユーカリについて簡単にご紹介しました!

ユーカリと生きものの繋がりや、森林の生態系など、興味深いことはまだまだたくさん!

1記事では語りつくせないので、今後、小分けしてご紹介していきたいと思います😊

 

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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