こんにちは、すずめです。
コロナウイルス対策のため、マスクの品薄状態が続いていますね。
子ども関係のお仕事をしていることもあり、マスクは必需品となっています。
今まで着用する機会が少なかったすずめは、
この度、デイリーユースすることとなったマスクについて、
エコ目線で考えてみました。
マスクの素材
一般に出回っているマスクの素材は、
「ガーゼタイプ」と「不織布(ふしょくふ)タイプ」の2種類です。
ガーゼは、主に綿織物を重ね合わせたマスクで、洗って再利用できます。
不織布は、文字通り「織っていない布」のこと。
繊維や糸を、熱や機械などで絡ませたりして、シート状に作り上げています。
値段が安く、使い切りを前提にしたものが中心で、
現在は、家庭用マスク総生産数の9割以上を占めているそう。
マスクの原料
マスクの素材は2種類あるとお話ししましたが、
どのような原料からできているでしょうか?
前述のとおり、ガーゼは、綿織物が主です。
では、不織布は何かというと、化学繊維がメイン。
販売されている不織布のマスクのパッケージを見ると、
PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)の文字が。
いわゆる、プラスチックです。
まとめると、
ガーゼマスク:綿などでできている。
不織布マスク:化学繊維でできている。使い捨てがメイン。
とのこと。
これをエコ目線で見てみると・・・
俄然、ガーゼが良いじ!(北陸方言)
まず、プラスチックフリーをめざす者として、PPやPEは避けたい。
また、使い捨てじゃなく、洗って再利用できる方が望ましいです。
洗う場合には、マイクロプラスチックの排出が心配ですが、ガーゼは綿なので安心。
よし、ガーゼマスクに決定!
エコをめざすなら、手作りマスク!
ガーゼマスクは割とどこでも買えるのですが、
私には手作り願望が芽生えていました。その心は?
マスクには、耳にかけるゴムがついていますよね。
さて、マスクのゴムは何からできているでしょう?
A.ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなど。
ぷ、ぷ、プラスチックやないかーい!!
マイクロプラスチックを懸念する者として、ここは目を瞑れません。
毎日使うからこそ、納得いくものがいい。
そこで思い至ったのが、
「本体も、耳ひもも、それらを縫い合わせる糸も、全て天然繊維のマスク作り」
というワケです。
脱線しますが、衣類の繊維の表記について、ちょこっと触れておきます。
衣類の内側などについているタグを見ると、どんな種類の繊維が
何%含まれているか、記載されていますよね。(%は重量の百分率)
しかしこの表記、実は鵜呑みにできないんです。
なんと、ある種類の繊維の重量が衣類の総重量に対して5%以下であれば、
その部分の表示を省略できると認められているんです。(家庭用品品質表示法)
なので、例えば化学繊維で作られた部分があったとしても、
その重量が5%以内であれば、『綿100%』と表示することができるんです!
私は、布製品を買うときは、タグだけじゃなく、
製品の作りも見て、「化学繊維っぽい部分」は無いか確認しています。
(プロじゃないので、確実ではないでしょうけど…自己満足のためです)
さて、話を戻しましょう。
手作りマスクを作ろう!
今回は、全て綿で作ることにしました。
より環境にイイものを!と思い、オーガニックコットンを選びました。
用意したものは、
・ダブルガーゼ布 ・コットンミシン糸
のみ。これらを用いて、ミシンでだだだだーっと縫っていきます。
↓↓今回のレシピ(市販のレシピを参考にしています)
(作ってから1か月以上、毎日使用していますので、
しわやほつれが目立ちますが・・・使用感には問題ありません)
ヤマセミさんの分も作ったのですが、
「ちゃんと伸びるし、耳も痛くないし、肌触り柔らかいし、エエ感じやで」
とのこと。良かった良かった。
これで、エコマスク生活が送れることとなりましたが、
田舎の春めく空気をマスク越しに吸うのは、なんだか寂しいですね。
一日も早い、事態の収束を願っています。