こんにちは、すずめです!
長かった梅雨が明け、夏真っ盛りですね。
コロナに梅雨にと、なかなかお外遊びもできず、
つらい時間を過ごしたご家庭や保育施設が、たくさんあるんじゃないでしょうか?
コロナはまだ油断ならないですが、
生きものたちの命きらめく、夏の自然を楽しんでくださいね。
さて、本日のテーマは、そんな自然と仲良くなるネイチャーゲーム!
子ども向けにネイチャーゲームを実施してきた私すずめが、
おすすめのプログラムを3つ(+おまけ)ご紹介します♪
これから授業に自然遊びを取り入れてみよう!とお考えの先生方、
子どもに、普段とちょっと違うお外遊びを体験させてあげたい保護者の方、
ぜひ覗いてみてくださいね☆
🍃ネイチャーゲームについてはコチラ!
https://www.naturegame.or.jp/know/3minutes/
因みに今回ご紹介するのは、既存のプログラムを、
私がアレンジしたものになっています。
- 初めての環境教育にオススメ!『ネイチャービンゴ』
- 子どもたちの考える力がアップ?『めざせ名探偵』
- 普段の遊びにひと手間♪『わらしべウォーク』
- 【番外編】活動の導入に!『わたしはだれでしょう?』
- おわりに
初めての環境教育にオススメ!『ネイチャービンゴ』
「大きな葉っぱ」「鳥の鳴き声」「不思議なにおい」など、
ビンゴカードに書かれた事柄を、自然の中から探すプログラムです。
野外の環境教育が初めてという子どもたちに、とてもわかりやすく、
準備さえできていれば、先生にとっても取り組みやすいと思います。
用意するもの
・ビンゴカード
・図鑑や虫眼鏡など観察グッズ(無くてもOK!)
引用元:copyright (c) ネイチャーゲームWebShop
こちらはシェアリングネイチャーが販売されているものです。
私はフィールドに応じて手作りしていますよ♪
遊び方
- ビンゴカードを配る
- 子どもたちにビンゴに書かれたものを探してもらう
- 子どもたちの発見を、一緒に喜ぶ
このプログラムで大切なのは、子どもたちの発見を
「素敵なもの見つけたね!」「すごいね!」と、一緒に喜ぶこと。
最初は乗り気じゃない子も、自然の見方を知るうちに
どんどんと楽しさを覚えていくようになります。
難点としては、取り組む人数が多いほど、一つ一つの発見に対する
レスポンスにじっくり時間をかけられないということ。
なので、自然を『たくさん感じ・楽しむ』ことに
重点を置くのが良いかな。
自然界にはいろんな生きものがいて、いろんなもので溢れていて・・・
という、新しい価値観に繋がるプログラムかと思います。
大人には気づけないようなユニークな発見が、本当ポンポン出てきます!
子どもたちと一緒に、とことん楽しんじゃってくださいね♪
子どもたちの考える力がアップ?『めざせ名探偵』
ヒントをもとに、植物の特徴をとらえ、自然の中から探しあてるプログラムです。
用意するもの
・ヒント(花びらや葉っぱ、実など植物の一部や、特徴を書いたメモ)
💡ヒントは、広げたバンダナなどの上にまとめて置くのがオススメです♪
遊び方
- 子どもたちにヒントを見せる。
- ヒントをもとに、植物を探す。
- 見つかったら、その植物について、実物を見ながら話し合う。
木や草花ひとつひとつに注目し、
個性を知ることに繋がるプログラムです。
よく観察し、それぞれの個性を見つけることで、
愛着が芽生え、みんな頑張って生きているんだ、
おんなじ命なんだ、と感じるきっかけになると思います。
発見して終わりでも もちろん良いですが、
発見後に、ちょっとした豆知識をお話してあげるのもgood!
私は、その植物にどんな動物が関わって生きているかを
よく子どもたちにお話したり、一緒に考えたりしています。
発見直後が、一番植物に興味を持っている時だと思うので、
気持ちが冷めぬうちに、生態系を知るきっかけを作れたらなぁと意識しています。
また、プログラムに慣れてきたら、今度は子どもに出題役をしてもらうのもアリ!
ヒントを準備してもらう際は、たくさん採りすぎないように伝えてくださいね。
普段の遊びにひと手間♪『わらしべウォーク』
自然の中で拾ったものを一つだけ持って、
新しく見つけたものと交換しながら歩くプログラムです。
用意するもの
・特になし!
子どもの頃は木の実を宝石のように愛でていました♡
遊び方
- 木の実や葉っぱなど、見つけたものを一つだけ持って歩く。
- 持っていきたい思うものと出会ったら、最初に持っていたものと交換する。
- ②を繰り返す。
- 最後に持っていたものをみんなで見せ合ったり、お土産に持って帰る。
※「わらしべ長者」に着想を得たプログラムです。
実施前に紙芝居などでお話しても良いかも♪
このプログラムは、とても便利なのでピックアップしました。
お散歩や自然遊びの時って、子どもたち、いろんなものを拾いますよね。
自然の中で見つけた宝物は、ついつい全部持って帰りたくなっちゃうものです。
でも、大人の気持ちとして、
あんまりたくさん持って帰ってきたらちょっとな・・・
ってこと、ありませんか?
私的には、自然の中からいろんなものを持ち出すことで、
生きものたちのバランスが崩れてしまうんじゃないか、という心配もあったり。
そんな時に使えるのが、このプログラム。
楽しくルールを守りながら、一つだけ持って帰ることができるので、
「こんなに持って帰っちゃダメ」と泣く泣く注意したり、
それで子どもたちが悲しむこともないんです!
因みに、このプログラムは、メインというより、
遠足やお散歩、お外遊びの際の、お約束事として実施するのがオススメです。
また、たくさん持って帰れない理由として、
自然の中にあるものは、生きものたちにとって大切なものだから、
一つだけもらって帰ろうね。
など、生きものたちに優しい気持ちを持てるような伝え方ができると、
環境教育的な要素も加わって、なお良しです(*^_^*)
ぜひ、子どもたちと一緒に、素敵な宝物を見つけてくださいね♪
【番外編】活動の導入に!『わたしはだれでしょう?』
ヒントをもとに、何の生きものを表しているかを連想するプログラムです。
屋外でも屋内でも実施できて、子どもたちも大盛り上がりですよ☆
用意するもの
・ヒント(足跡や巣、答えの生きものの一部を拡大した写真など)
★答えの生きものを表す文章を読み上げるだけでもOK!
遊び方
- ある生きものを示すヒントを見せたり、読み上げる。
- 子どもたちから意見を聞く。
- 出題を3回ほどした後、答えを発表する。
私が実施するときは、
「私は(写真を見せながら)こんな足跡をしています」
「私は森の中に棲んでいます」
みたいな感じで、なりきりながら出題していますよ。
ヒントを段々と簡単にしていくのが、ポイントです☆
このプログラムは、私が環境教育で小学校や保育施設をまわっていた時に、
授業の導入として、よく活用していました。
例えば、鳥がテーマの授業の時は、授業のはじめに、
カラスなど、身近な鳥を答えにした『わたしはだれでしょう』を実施し、
終わったところで、
「カラスの他にもいろんな鳥がいるよね。
今日の授業では、そんな鳥について、みんなにお話するよ!」
という具合で授業の本題に入っていく感じです。
環境教育をするとき、いつも、唐突に始めることに抵抗を感じていました。
そんな時、このプログラムを導入として使用することで、
子どもたちの興味が自然と高まった状態でテーマへと入っていけるので、
とっても重宝しました♪
もちろん、ちょっとした隙間時間や、お楽しみ会の出し物なんかにも最適!
ヒントが子どもたちの学びにもつながるので、環境教育的な要素もアリ。
ぜひ、お試しあれ☆
おわりに
今回は、私が実施してきたネイチャーゲームの中で、
オススメのものをちょこっとご紹介しました。
他にも、素敵なプログラムがたくさんありますよ!ぜひ探してみてくださいね♪
ネイチャーゲームにチャレンジする際のコツは、
先生側にとって心の負担にならない、
子どもたちと一緒に楽しめそうだなと感じるプログラムを選ぶこと。
大人の「楽しい!」っていう気持ちは、子どもに伝わりますからね。
ぜひ、子どもたちが楽しみながら自然を好きになれる、
素敵なネイチャーゲームタイムをお過ごしくださいね!
「好き」は、守りたいに繋がります。
先生や保護者の方々、子どもと触れ合う機会のある皆さん、
一緒に、子どもたちの心に、自然保護の芽を育てていきませんか?