こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
コチラに来てから、日本との文化の違いに驚きっぱなしの日々。
たくさんの人と出会う中で、私たちが興味津々な事のひとつが、ホームスクーリング!
🌱以下の記事でもちょこっと触れています!
是非コチラもチェックしていただけますと嬉しいです♪
ホームスクーリングって?
学校に通わず、家庭内で学習を行う教育形式のことで、ホームエジュケーションとも。
選択する理由としては、学校が遠い、宗教や治安、教育の質の問題など様々。
オーストラリアの他、アメリカやカナダ、イギリスなど様々な国で積極的に取り入れられています。
国によって、必要なカリキュラムや適切な教材を使う、公的機関が家庭訪問を行う、学力テストを受ける等、一定の学力水準を保つための条件が課されています。
身のまわりのホームスクーリング
タスマニアで初めてこのワードに触れたのは、最初に働いたオーガニックファーム。
オーナーの子どもたち(小学生くらいの子が2人、3・4歳くらいの子が1人)が、毎日お出迎えしてくれるのが不思議だった私たち。
聞くと、学校には通わず、自宅で勉強を見ているそう。
ファームのある村自体が人里離れた山奥にあり、学校はありません。
村の子どもたちは、基本的には自宅教育を受け、高校に通う際に初めて町を出ます。
一緒に働いていたスタッフさんの子どもたちも、今は大学生ですが、自宅教育だったそう!
現在のファームでは、社長の子どもたち(小学生~中学生ぐらいの歳)が、週一でお手伝いに来てくれています。
また、スタッフの中にもホームスクーリングに取り組んでいる方がおられます😃
ホームスクーリングのイイところ
私がとても素敵だなと感じているのは、親に見守られながら、たくさんのことを学べる点!
身の回りでいうと、まず一つ目のファームの子どもたち。
彼らは勉強をお母さん、農業や自然のことをお父さん(オーナー)から教わっています。
毎朝、裸足(+全裸の時も😂)で元気に走り回り、山を探検し、小腹がすいたら木の実を食べ、私たちにも「美味しいから食べて!」とおすそ分けしてくれたり…
五感でたくさんのことを学び、優しい心を持っていました。
子どもたちは毎日のように
周りの山や草原を駆け巡ってました
お母さん自身もこの村で育ったのですが、獣医さんになる夢を叶えられました✨
オーナーたちは、子どもたちが将来どんな夢でも目指せるよう、勉強はしっかりしつつ、たくさんの大切な体験をさせてあげていました。
村で出会った他の子たちも、聡明で、自然が大好きで、他者への優しさを持っとったよなぁ
村には出張の音楽教室や合気道教室があったり、ホームスクーリングの子たちの交流の場としてサマーキャンプが行われたりするそうです!
今の職場の子どもたちは、とてもしっかり・テキパキとしています!
休憩の時は子どもらしい表情でふざけ合ったりしていますが、仕事への責任感が強く、私たちが手間取っている時には手を差し伸べてくれることも♪
社長であるお父さんが見回りに来た時には、「これはどうするの?」としきりに質問に行く姿が可愛くて…🥰お父さんも優しいまなざしをされてます
子どもの頃から社会経験積むって賛否あるやろうけど、実際に見てて単純にエエなぁって思ったわ
いろんな家庭があると思いますので、これは一例ではありますが、素敵な制度だなぁと感じています!
日本のホームスクーリング
日本は義務教育のため、親の意志によるホームスクーリングは違法。
何らかの事情によって学校に通うことが困難になってしまった場合のみ、認められています。
そういった社会背景からか、学校に通わない選択をした子どもたちが、「学校に行かない自分はダメ」と苦しみ、身体や心を壊してしまうことも。。
社会という大人の敷いたレールによって、子どもたちが苦しむ姿は、とても申し訳ないし悲しいです😢
愛を持って子どもと接すること
これまで、たくさんの野生動物たちの子育てに触れてきた私たち。
親から愛を目いっぱいもらうこと、親や兄弟たちと過ごしながら成長していくことの素晴らしさを感じてきました。
🌱【日本で出会った野鳥の子育て記事】はコチラ↓↓
親というのは、生みの親という意味だけでなく、育ての親や周りの大人も同じ。
私たちのブログによく登場するタスマニアバンは、群れの大人たちが子どもたちのお世話をします。
子どもの成長を側で見守ってくれる大人の存在は、子どもにとって凄く大切😊
愛を与えられた子どもたちは、いつか親になった時、子どもへの愛の与え方を知っています。
もちろん、学校に通うのが悪いというコトではありません。
様々な状況から、家で子どもを見るのが難しい家庭があることも、とてもわかります。
教育に関わっていた頃、今の世の大変さを身に染みて感じていました。
ただ、もしも子どもの成長を側で見守りたい!と思った時、“ホームスクーリング”という選択ができる社会だったらいいなぁ。
そして、学校に行けないことで、子どもたちが自分を責めなくて良い世の中になってほしいです😌
どんな形であれ、子どもたちにはたくさんの愛を受けて大人になってほしいです♪