こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のヤマセミです。
今回は、日本の自然について。
少し前に、“富士山を軽装・ 無計画で登る人が急増している”というニュースを見ました。
過去にも登山客が列を成して富士山を登っている映像を見て、 驚いたことが。
「富士山、大丈夫?」と思って調べていると、 こんな記事がありました。
神の山に「し尿垂れ流し」。縦割り行政、その場しのぎ…”富士山が壊れていく”原因は日本の問題と一緒(FRIDAY) - Yahoo!ニュースnews.yahoo.co.jp
壊れゆく富士山の自然
富士山のことを調べていて、やはり一番悔しく、 悲しかったのが自然環境の破壊問題。
世界遺産に登録されている富士山が、トイレの設備さえもロクに管理されていないとは…。
ゴニョゴニョ(環境省なにやっとん?と言いたくなる…)
富士山はゴミ問題でも有名です。
登山道のトイレのゴミ箱に、溢れんばかりにゴミが放置されていっているそうで。。
これについては、富士山を登山した方々からも度々伺います。
無計画が事故を呼ぶ
富士山は現在、閉山中だそうですが、バリケードを乗り越え登山に挑む人がいるそう。
また、閉山前から、軽装の登山者や夜通しで頂上を目指す “弾丸登山” が目立っていたようです。
私たちは山などに行く際、そこに見合った服装と時間の調整を行います(ガッツリ登山はほとんどしませんが)。
思ったより時間がかかってしまったり、疲れが出てきた場合は、その先を諦め、余裕をもって帰れるように話し合います。
動物の生態も考慮するようにしてます。日本のこれからの季節 (秋から冬)はツキノワグマにとって大切な食い込みの時期 なので、森林への訪問を控えたりします
タスマニアの場合
オーストラリアのタスマニア州では、国立公園の訪問には入園料を払う必要があります。
これは、そこの自然環境を守ることや、そこで働くレンジャーなどの方々のお給料に使われています。
また、入園料を支払う案内所では、山歩きの際の装備や注意喚起、自然や生きものとの距離感について紹介されています。
マウントフィールド国立公園にて
因みに、タスマニアにも険しい登山道があるのですが、案内所には正しい服装やルールが紹介されていたりします。
こちらもマウントフィールド国立公園。
レンジャーさんからの丁寧な説明もありました
富士山の登山客の中には海外からの方も多いそうですが、 険しい山だと知らないからこそ、服装やルールをわかりやすくアピールすることは大切だと思います 。
もちろん「お金」だけで解決できるワケではありません。
ただ、そこの自然環境を守るための十分な人員を雇えたり、 施設が管理できること。
山歩きの心得や自然環境への配慮を学べること。
自然にとっても登山客にとっても、良い効果があるんやないかな。
他国のやり方が全て良い、とは思わへんけど、日本にも何かしら導入出来たらいいんかなと感じます
対策が進みにくい理由に登山口の多さが挙げられるそうですが、まずは今ある関係施設から出来ることを始められるといいな
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おわりに
富士山がこんな被害にあっているのは、本当に悲しいです。
富士登山はレジャーとしての立ち位置が色濃いのかもしれません。
ですが、自然との触れ合いは、本来学びの多いもの。
自然や生きものたちを敬い、人間の暮らしとの繋がりを知る機会であることを願います。
富士山に限らず、 たくさんの山で人間活動による環境汚染が起こっています。
そこに暮らす生きものたちはもちろん、私たちが生きていくためにも必要だという意識をもって、登山を楽しんでほしいです。
観光資源になって経済的価値のある山という見方だと、いつか富士山はダメになってしまう気がします
ここまで書いてなんやけど、私は富士登山はしたことないです(!)。大切に守られてほしいと願います
ほんなら!
高速道路より。
やっぱ、なんやかんや感動するなぁ