こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!
野生動物の保護施設でのボランティアを終え、ケアンズに戻ってきました。
🌱前回の記事はコチラ!↓↓
ケアンズへの移動は、行きと同じ鉄道。
お世話になった施設から一番近い町・Giruからの乗車です。
Giruはとても小さな町。
無人駅でした
かれこれ7時間ほど揺られました。
車窓を楽しみながら、思い出話に花を咲かせながらの移動。
青空の下に広がるサトウキビ畑を眺めるのも良い時間なのですが、この鉄道ならではの楽しみ方もしておこう!と思いまして。
鉄道の各席には、国際線にあるようなモニターが付いています。
せっかくなので映画でも見ようか、となりました😃
モニターでは映画やドラマ、音楽を楽しむことが出来ます
今回 選んだのは、2004年公開の『The Terminal / ターミナル』。
トム・ハンクスさん主演の、言わずと知れた名作です。
私は学生時代に1度見たことがあったのですが、なぜか内容をほとんど覚えておらず…
(感動した記憶だけはあるのですが…)
ヤマセミさんは初めてということで、一緒に鑑賞することに😃
『ターミナル』って?
映画は、トム・ハンクスさん演じる主人公の男性が、ニューヨークの国際空港に降り立ったところから始まります。
入国審査でパスポートを提示するも、何やら不穏な空気。
実は入国直前に、男性の母国がクーデターによって消滅してしまい…
パスポートが使用できなくなり、ニューヨークにも降り立てず、国にも帰れず、路頭に迷ってしまう…という物語。
主人公の男性はロシア語に近い言語を使い、英語はほとんど話せません。
知らぬ間に母国で起きたクーデターを、ニュースで知ることになるのですが、解説は英語。
入国できない理由も、説明は全て英語。
行き交う人も、彼の言語を理解することはできません。
言いようもない不安や恐怖が、男性を襲います。
🎬🎬🎬
私は、序盤の男性が母国のことを知るシーン辺りで、視聴が難しくなりました。
先日までお世話になっていた、保護施設のことで、頭がいっぱいになってしまったのです。
ボランティアさんの話
施設には、私たちが来る直前まで、1人のボランティアさんが来られていました。
お迎えに来ていただいた日の朝に、オーナーさんが駅まで送られたそうで、入れ違い、という形です。
ボランティアさんは、イスラエルから来られた方でした。
彼女が訪れていた1ヶ月の間に、現在も続くイスラエルの戦争が始まりました。
ボランティア後には帰国する予定だったそうですが、家族に連絡すると、「危ないから、今は帰ってこない方がいい」と返事があったそうです。
その後、施設を出てからは、オーストラリア国内の別の場所に一先ず移動された、とのことでした。
私たちは実際にお会いしてはいないのですが、オーナーさんからお話を伺い、胸が苦しくなりました。
私たちが寝泊まりしていたキャラバンで、直前まで生活していたボランティアさん。
どのような気持ちで、不安や恐怖の中で、1人過ごしていたのでしょう…
私たちにはわかることができませんが、彼女が使っていたシーツを畳みながら、ここで暮らしていた彼女のことを思いました。
大切な人と離れて暮らすこと
ターミナル鑑賞中に、ボランティアさんのことが重なり、いろいろと考えてしまって、観続けることが難しくなった私。
ちょうど鉄道のカフェ車両が開いたので、コーヒーを飲みながら落ち着くことに。
車内を移動中、至る所に動物のイラストを見かけて、ほっこり🌸
(リュック?がしんどそうやけど)
この1年の間、私は家族や友人たちのことが気になり続けています。
戦争というよりは、体調不良や自然災害、事故や事件に巻き込まれていないか、という心配です。
今はどこにいても連絡が取りやすい時代なので、安否確認も兼ねたメッセージを送り合うことができています。
それでも、いつ何が起きるかわからない。
遠く離れた地で、大切な人が苦しい状況に巻き込まれてしまうのは、想像しただけでも辛いです。。
おわりに
それでも旅を選んでいるのだから、なんのこっちゃという状況ですが💦
とにかくまずは、自分が “心身ともに健康であろう” と思っています。
日本にいる大切な人たちも、同じ不安の気持ちを抱えているかもしれません。
だからこそ、元気に帰って、笑顔で再会したいです。
因みに『ターミナル』ですが、カフェタイムを挟み、最後まで鑑賞することが出来ました。
辛いシーンは有りますが、心温まる素晴らしい映画でした✨
未鑑賞の方は、ぜひ観てみてくださいね♪
明日には出ますが、ケアンズの日常もまたご紹介します😊
ボランティアさんと母国のご家族の方々が、無事に再会できますことを、願っています🕊