こんにちは、オーストラリアでワーホリ中のすずめです!
現在、野生動物のボランティア施設にてお世話になっています。
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現在、保護施設ではディンゴと爬虫類たちが保護飼育されています。
保護されたり駆除されたりと、難しい立ち位置にいるディンゴ。
本日は、施設における、彼らとの付き合い方のファーストステップについて🐕
施設のディンゴたち
施設には4頭のディンゴが暮らしています。
現在5~8歳のオス2頭とメス2頭。
幼獣の時に保護されました。
ディンゴの保護飼育下での寿命は20歳くらいだそうです!
みんな性格ははっきりと違います。
活発で好奇心旺盛だったり、おとなしかったり、様々。
まだ短い時間しか一緒に過ごしていない私達にも、彼らの個性が伝わってきます。
改めて、生きものたちはみんな、種である前に個なんだなぁ…と感じています。
ディンゴとの距離感
私たちはこの2日間、給餌の方法と彼らとの距離感について学んでいます。
最初は、獣舎の外で、獣舎からもある程度の距離をとって、ご挨拶の時間。
彼らに私たちの存在を知ってもらうこと・私たちが彼らを知ることが必要なためです。
彼らの気持ちに私たちが寄り添えるよう、彼らの行動一つ一つにどんな感情が込められているのか、オーナーさんに教えてもらいながら、観察します。
彼らが出来る限りストレスを感じず、少しでもリラックスして過ごしてもらうために、大切な時間です♪
獣舎に入っての作業の際、私たちとディンゴ、お互いに安全に過ごすためにも必要なことやで😆
その後は給餌ですが、1頭ずつ方法は異なり、また、ディンゴたちそれぞれの様子を見ながらになります。
オスのディンゴ・ジンバは、とても警戒心が強く、オーナーさんは1年近くかけて信頼関係を築かれたそう😲
左の黒っぽいコがジンバ
ボランティアさんには彼のお世話はお願いしていないようで、私たちも獣舎の外からご飯を渡す形をとっています。
獣舎の外には「ここに座って観察してね」という決まった場所があり、私たちは作業後にここで、静かにディンゴたちとのコミュニケーションの時間を過ごしています。
静かな観察時間は、ディンゴたちの性格のほか、周囲の環境への興味やそれぞれの仲の良さなど、たくさんのことが見えてきます😊
ディンゴのストレスを減らすために
距離間はもちろんですが、重要なのは、彼らを刺激するような行動をとらないこと。
ディンゴたちにとって、人がしゃがむ行為は、臨戦態勢に感じ取られやすいのだそうです。
距離を取っていたとしても彼らに不快感を与えてしまうため、立つかお尻をつけて座るようにしています。
人里から離れている環境のため、人はオーナーとアポを取られた方以外は来られません。
プロパティ自体もフェンスで囲われています。
(監視カメラも付いています📹)
また、獣舎はワラビーなどの動物たちは入れないような作りになっているので、動物保護において防ぐべき “野生動物との接触事故” (野生動物を傷つけるor野生動物に傷つけられる)は起こりにくくなっています。
ディンゴたちが穏やかに過ごせるような環境づくりをしながら、彼らを知ってもらえるよう頑張っておられるオーナーさんからは、ディンゴたちへの温かな愛を感じています。
きっと彼らにも届いているんだろうな、と思います😌
(もちろん、爬虫類たちにも!)
おわりに
この、ディンゴたちとの時間を慎重に過ごしている2日間。
野生動物たちの“種”としての生態を知ること
野生動物たちの“個性”を尊重すること
の大切さを改めて学んでいます。
新しいことの連続にワクワクしながら、これからも私たちに出来ることを頑張っていきたいと思います!
それでは♪
オーストラリアにおけるディンゴの詳細については、また追々ご紹介させていただきますね!