必死のパッチでエコライフ!

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【環境教育】子どもたちと「ゴミ問題」を遊びながら考えよう!


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こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!

 

 

🌱【以前の環境教育記事】はこちら↓↓

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

パソコンを整理していると、懐かしいデータが出てきました。

 

それは、私が保育施設にて1年間、環境教育指導員をしていた頃のもの。

1か所で継続的に授業をするというのが新鮮で、とても貴重な体験でした!

(それまでは、依頼のあった教育施設毎に単発で授業をさせていただいてました)

 

 

今回は、私が実際に実施したプログラムの中で、ゴミ問題を考えるのにオススメのものを一つご紹介します。

※既存のものに私が+αを加えたものとなっております。

 

 

 

どうしてゴミ問題?

このプログラムを実施した背景には、「最近よくおもちゃを壊す子がいるんよね」という年長クラスの先生の呟きがあります。

これに対し、何か環境教育でできることはないかしら?と考えました。


また、ゴミ問題はいつか取り上げたいなぁと思っていたので、「こいつぁ丁度いい!」と実施することに😊

 

学習目標としては、

 

身近な環境問題への興味関心を持つ。

ゴミが野生動物に与える影響を理解し、自身の生活を見直す。 

 

といった感じです。

 

 

 

身近なゴミを考えよう!「カモフラージュ」

ご紹介するのは、自然の中に隠された人工物を見つけ出すネイチャーゲーム「カモフラージュ」をベースにしたプログラムです。

対象は年長さんで、授業時間は45分でした。

 

 

🍃ネイチャーゲーム「カモフラージュ」についてはコチラ!

https://www.naturegame.or.jp/field-note/school/006112.html

 

 

カモフラージュは本来、動物の保護色や擬態を学ぶゲームですが、今回は自然の中の人工物に意識をするきっかけ作りとして導入しています。

 

 

用意するもの

・ぬいぐるみや洗濯ばさみ、鉛筆など、身の回りの人工物(5~20個程度)

・ロープ(なくても可)

・写真(ポイ捨てやゴミと動物の問題など、子どもたちに伝えたい内容の写真数点を印刷したもの)

絵本やイラストを使用する、スライドにて投影するのでもOK!私は普段写真を使うときは、スライドが多いです♪

 

 

準備

  1. ゴミ問題の写真を数枚用意する(近所で撮った写真など子どもたちと考えたいもの)
  2. ゲームの場所を決める(公園や園庭の生垣等、葉や枝が茂ったところがベスト!)
  3. 決めた場所にある葉や木、地面などに人工物を置く(完全に隠れてしまわないように置くのがポイント!)
  4. 地面にロープを広げて置き、コースをつくる

 

 

 

引用元:ネイチャーゲームWebShop

 
 

 

授業の進め方

  1. クラスを5人くらいの少人数グループに分ける
  2. 子どもたちに遊び方を説明する
    ・ロープの向こう側の茂みに、人工物が隠れている
    ・コースはロープの端から端
    ・ロープから向こう側に出ないよう歩きながら、人工物が何個あるか数える
    ・チャレンジはグループ毎で、1列になってゆっくり静かに歩く
  3. 全グループが終わったら答え合わせをする(余裕があれば2周してもOK!)
    ★答え合わせは指導員が人工物を一つずつ回収しながら、一緒に数えるのがオススメ!
  4. 教室に移動する(そのまま外で続けてもOK!)
  5. 写真を使ってゴミ問題の話をする
  6. ゴミ問題の解決のために出来ることを考える

 

 
 

ゲームからゴミ問題に自然と繋げられるの?と少し不安でしたが、教室に移動するなどして一旦気持ちを切り替え、ゴミ問題の話を始めてみると、子どもたちはすんなり入り込んでくれました♪

ゴミ問題の話を一通りしてから、

 

「今日は、ゴミで生きものたちが困ってるってお話をしました。

みんなにゲームに挑戦してもらったのは、自然の中に、自然じゃ無い物がいっぱいあるんだよってことを、体験してもらいたかったからです」

 

という様なニュアンスのお話をすると、ゲームとゴミ問題の話が繋がりますよ😊

 

 

 

子どもたちの反応は?

私はゴミ問題の例として、近所の川の河川敷にゴミがたくさん落ちていたこと、ゴミによって苦しむ動物たちがいることをお話しました。

元々この辺りの河川敷はゴミが酷く、時々ゴミ拾いをしていた私。

ゴミ拾い中、いつか環境教育に使えるかも!と撮影しておいた写真があったので、それを子どもたちに見てもらうことに。

 

 

 

子どもたちはゴミの量にとても驚き、「ひどい!」「知らんかった!」と思わず声が

 

 

 

そこからゴミと動物の問題に繋げると、みんなとても心を痛め、涙目になっている子も。

動物が困っているという話から、子どもたちの表情は一気に真剣モードに!

 

 

「このままじゃ自然の中はゴミだらけになって、動物たちが生きていけなくなっちゃう。動物たちを助けるためには、どうしたらいいかな?」

と質問をしたところ、

 

外でゴミを捨てない

・捨てるゴミの量を減らす

・たくさんの人でゴミを拾う

・困っている動物がいたら助けてあげる

・動物たちが困ってることをたくさんの人に知ってもらう

・ゴミが増えないように、物を大切にする

 

などなど…様々な意見が!!

「ポイ捨てしない」が多くなるかなと想像していたので、ビックリ!

 

授業の度に、子どもたちの優しい気持ちや真剣な思い、想像力には感動させられます…✨

動物たちを守りたい思いが、ゴミ問題を考える原動力になってるんやな

 

今回の授業のきっかけだった「おもちゃ壊れる問題」。

その解決に繋がる「物を大切にしよう!」という答えを、子どもたち自身が導き出したことも、とても嬉しかったです♪

 

 

おわりに

今回は「ゴミ問題」を考えるきっかけとなるプログラムを1つご紹介しました。

 

ネイチャーゲームをベースにした環境教育は、授業の運び方によっては盛り上がらなかったり、遊びで終わってしまう場合も。

ゲームの時は子どもたちと とことん楽しむ!環境問題の話の時は真剣に!
そんなメリハリが大切かなと思います😌

 

環境教育は、自然や生きものへの関心や愛情を持ち、問題について学ぶだけでなく、他者への優しい心を育む道徳教育。

自然環境や多様性はもちろん、「個」を大切にしようと思える、そんな環境教育が広まるといいな✨

 

全ての生きものたちの命が尊重される未来を、みんなで目指しませんか♪

 

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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