こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
本日は、少し前にマウントフィールド国立公園を訪問した時のお話。
🌱【マウントフィールド訪問】の記事はコチラ!↓↓
マウントフィールドへの移動中、とある川で このような姿を見かけました。
コクチョウ(Black Swan)さんです!
その名の通り、ハクチョウの黒バージョンといった感じ。
タスマニアではよく見かける鳥ですが、初めて見た時はびっくりしました😲
コクチョウって?
う、美しい…
オーストラリア西南部・東部が主な生息地のコクチョウさん。
決まったルートはありませんが、環境の変化に応じてオーストラリア国内を移動をします。
湖や沼、川などの水場に棲息し、主に水生植物を食べます。
首だけ水中に入れて採食するので、
一瞬、なんやあの黒い塊は⁈ってなります
一般に一夫一妻制として知られていますが、ペアの約4分の1は同性同士(オス同士が多い)なのだそうです💡
他のペアの卵や巣を盗む、卵だけ他のコクチョウに産んでもらうなどして子育てするんだとか!
私たちが見たファミリーが、どんな家族の形かはわかりません。
ただ、親は子が置いてけぼりにならないよう見守り、子は親に一生懸命着いていこうとしているのが伺えました😊
自然な流れで親が子どもたちを挟んで泳ぐ形になってました
コクチョウの困りごと
そんなコクチョウさんですが、タスマニアでの立場が揺れているようで。。
昨年11月、コクチョウの駆除の許可が降りたとして、ニュースになりました。
場所はタスマニアのセントラル・ハイランド地域。
私たちが今回の親子を見たあたりも含まれます。
駆除の理由は、“マスを守るため” 。
1864年にイギリスから導入されたマスは、現在では “釣り産業の重要な資源” という立ち位置になっています。
コクチョウの存在は、マスの生息地を狭めるとして、問題視されているそうで。。
過去に訪れた、セントラル・ハイランド地域の湖。
マスの釣り場として知られています。
コクチョウたちが暮らしていました
環境活動家のボブ・ブラウンさんは、
「彼らは共存できる。これまで何十年もそうしてきた。この虐殺は必要ない」
と、この許可に反対しました。
2015年から2018年の間に、タスマニアでは 8000羽以上のコクチョウが駆除されてしまいました。。
緑の党の議員さんは、
「許可システムは破綻してしまった。産業大臣はこの問題に直ちに介入し、保護されている野生生物たちの虐殺を止めるべきだ」
とおっしゃられています。
今年のコクチョウへの見方がどうなるのか、とても気になるところです…
かつてはワラビーがゴルフ場に影響を及ぼすということで、駆除が実施されていたそうな💦周辺住民の反対で、今は守られてます😌
思うこと
人間が連れてきた種が増えたとして殺されるケースは、残念ながら本当によくあります。
今回は、連れてきた種に利用価値を見出しているため、在来の種が殺される、というケース。
どちらも「なんやそれ??」です。
コクチョウもマスも、その他の生きものたちも、自然の流れに沿ったバランスで暮らしてる。
手を加え続けた先に、どんな未来を望んでるのか?
未来ではなく、今のことだけ考えてるのか。
「管理」が当たり前のことになりすぎてしまうのは、怖いなと感じます。。
生きものを数や利用価値ばかりで捉えず、彼らの生きる姿を見て考えることが大切だと思っています。
活動家だけでなく政治家や地域住民の方々が、利益じゃなく動物のために声を上げているのは、とても素晴らしいなと思います✨
おわりに
動物たちの子育てを見ていると、
“子どもにとってどれだけ親の存在が大切か”
“親がいかに子を全力で守るか”
彼らの深い繋がりと愛情に感動します。
そんな愛情の繰り返しで、自然界を生き続けているんですね😌
彼らが平和に命を繋いでいけるよう、温かく見守れる世の中であることを願っています🙏
過去に、オーストラリアから日本へコクチョウが連れてこられ、
現在も一部の地域で暮らしています!
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