こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
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先週土曜日の朝から、用事でホバートに行っていました。
私たちが棲んでいる町とは、規模も人の数も段違い!
久しぶりの都会に圧倒されつつ、有意義な週末を過ごしました。
さて。日曜の朝、私たちがお散歩をしていると、聞き覚えのある声が。
「ギャアギャア」と特徴的なしゃがれ声の集団。これはもしや…??
お馴染み!!キバタンさんでした😂💖
50羽ほどが公園に集まっていて、木々に止まったり、芝生を歩き回ったり。
キバタンは家の近くでも職場でもよく見ますが、こんなに近いのは初めて!!
この環境に馴れているのか、園内でスポーツに勤しむ団体さんのことも、特に気にせずといった様子で過ごしていました。
キバタンをこんな間近で見る機会のなかった私たちは、大興奮!
驚かさないよう、距離を置いて静かに観察しました😊
地面に降りてくると、一同熱心に地面を掘りだします。
くちばしを器用に使って土を掘り、横に置いては堀り、の繰り返し。
キバタンの主食は、果実や種、木の実、芽、根っこなど。
掘り起こした植物を足で掴んで、食べる様子も!
片足でバランス取りながら食べているのが可愛いのです~💖
くちばしも足もとっても器用で、二人で可愛いやら凄いやら大忙しでした😂
群れで行動するキバタンは、採餌の時は何羽かが見張りをする習性があると言われています!この日も、地面でご飯中に数羽は木の上で待機しているように見えました😊
みんなで支えあっとんやなぁ。凄いなぁ。
いつ見てもコミュニケーション豊かなキバタン。
威嚇したり、2羽で羽繕いし合ったり、給餌したり。
言葉はわからないけど、いろんな関係性や社会性が見えてくるような気がします。
とても面白くて愛しい鳥さんたちです🌸
キバタンと街行く人々
キバタン観察中、何人もの方々がキバタンを眺めておられました。
公園を訪れた方だったり、通りすがりだったり。
皆さん一定の距離感を保ち、静かに、でも笑顔が溢れています。
私たちが来る前からいて、最後までジッと観察していた子も!
興味深いよね、わかるよ~😊
私たちはここを訪れるのが初めてで、40分程の観察だったのですが(予定が無ければ1日中見てしまいそうでした笑)、その間にも何人もの方がキバタンを微笑ましく眺めていかれました。
こんな風に、街の方々に見守られているんだなぁ。
と、キバタンたちの街暮らしを垣間見た気がしました。
市街地の生きものとの付き合い方
聞くところによると、人から餌をもらっているキバタンも多く、身体に乗ってくるほど馴れていることもあるとか。
野鳥への餌やりは日本でもよく行われています。
★ここからは、生活圏で市民が個人的に、もしくは専門でない団体が行う餌やりに絞ってお話します!
「野鳥が来てくれると嬉しい!」「お腹を空かせているかも…」など、いろんな声があると思いますが、野鳥たちにとっては、イイことばかりではなく。。
餌による死亡事故、人からの餌に頼るようになってしまう、人工物への衝突事故を誘発する、個体数の増加や周辺住民とのトラブル等により駆除されてしまう、鳥以外の動物も集まりやすくなるetc…
給餌によって困ったことになってしまう例は、少なくありません。
以前お仕事で、ヌートリアが問題になっていた地域へ調査に行ったところ、原因となったのは野鳥の餌でした。餌やりをされている方々への説明や広報などを行い、事態は収束に向かいましたが…… “ヌートリアが悪者”という扱いになっていたのが、やるせなかったです😞
野鳥への餌やりは法律で禁止されていません。
ですが、野鳥や他の生きものたちのために、彼らの“自然のまま”が尊重されてほしいな、と個人的に思います。
(給餌については様々な状況や問題が内在しています!長くなってしまうので、また改めて記事にさせていただきますね)
おわりに
私たちが観察したキバタンたちは、人への関心の無さや一定の警戒心から、人の給餌で生きている印象は受けませんでした。
しかしながら、草の根を食べるキバタンの姿に、土壌汚染やゴミのポイ捨てによって、彼らの暮らしが脅かされてしまうことを強く感じます😔
(ゴミ箱やゴミ袋から取り出す鳥もいるので、ゴミの管理と削減も必要ですね!)
様々な人間活動が、生きものたちの危険に繋がってしまう!
ちょっとした行動にも、もしかしたら困る動物がいるかも?と意識しながら日々を過ごすことの大切さを再確認しました。
またホバートを訪れる機会があれば、キバタンたちを見にいきたいな、と思います😊
もちろん、びっくりさせないよう、気を付けて♪
それでは!!
🌱【過去のキバタンの記事】もよろしければ是非!↓↓