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【石川県】野生のツキノワグマの暮らしを覗いてみたら…?【ブナオ山観察舎】


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こんにちは、すずめです!

 

現在、ヤマセミさんと2人でタスマニア島にて暮らしています。

 

 

 

🌱【以前のワーホリ記事】はこちら↓↓

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

さて本日は、過去の出来事を書き起こさせていただこうと思います。

時は遡ること2020年の今頃。

私たちはロードトリップに出かけていました。

 

 

🌱【九州一周ロードトリップ記事】はこちら↓↓

 

yasai414.hateblo.jp

 

 

 

九州を一周した後、関西に戻る前に、石川県に立ち寄った私たち。(寄り道レベルじゃないですね)

 

目的は…そう、ツキノワグマを見るため!


私たちは、4月末の3日間、クマとの出会いを求めてブナオ山観察舎という施設を訪れました。

 

 

 

 

 

ブナオ山観察舎って?

ブナオ山観察舎は、山間にある野生動物の観察施設です。

白山市に位置する“ブナオ山”の対岸にあり、施設の中から山の斜面に暮らす動物たちを観察します。

国内ではとても珍しいスタイルみたいです!

 

 

 

出典:白山市観光連盟

 

 

 

谷ひとつ挟んでいるので、かなりの遠距離!
動物観察の際は双眼鏡や望遠鏡が必須、肉眼では見えても“点”です。

 

 

 

観察舎から見たブナオ山はこんな感じ

 

 

 

でも、この遠さこそ最大の魅力!!

 

距離がある分、動物たちが人の気配に警戒することなく、自然に暮らす姿を観察できるんです!

なにより動物たちにとってストレス少ないのがエエよな!

 

雪が解け、徐々に草が生えてくると、山の斜面には様々な動物たちが訪れます。

草丈が高くなって動物たちの姿が隠れてしまうと観察が難しいので、時期を狙っていくのが良いかなと思います!

 

ブナオ山観察舎は知人からの紹介だったのですが、行くなら4月後半がイイよ、とオススメいただきました♪

 

↓↓HP掲載の観察記録も参考にしました🌸

ブナオ山観察舎 | 石川県

 

 

 

観察できた動物たち

ツキノワグマ

…さて、私たちが観察舎で実際に観察した動物ですが、

まず、旅の目的・ツキノワグマ

 

 

 

観察舎に設置されている望遠鏡にスマホのレンズをくっつけて撮影しました

 

 

 

初日、全く姿を現さず今日は無理かな~と帰り支度をしかけたとき、スタッフの方が「出てきたよ」と教えてくださいました!

肉眼ではちいさ~~い点(胡麻みたいな感じ)で、こりゃ探すの大変やわと思いましたが、慣れてくると見つけられるようになります♪

 

 

 

持参した双眼鏡ではこんな感じ

 

 

 

クマはゆっくりと斜面を横断し、背が高めの草の辺りで止まって、草をムシャムシャ。

時々のんびりと休んだり、ウロウロと草を選んでみたり(?)、クマの暮らしの一コマを垣間見できて幸せ😍

「今、何考えてんねやろな~」って話しながら、素敵なひと時を過ごしました。

 

2日目・3日目も何頭か観察できまして、それぞれ歩く速度や大きさなど、個性があるのがまた楽しかったです♪

 

 

 

 

ニホンカモシカ

 

 

 

 

国の天然記念物に指定されている、ニホンカモシカさん。

 

気づいたらおった!という感じでした😂

保護色なのか、ジッとしていると本当にわからないです!

 

雨が降り出した途端、のっそりと立ち上がって、森の中へと消えていきました。

 

 

 


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クマタカ

観察中、山の上のの木に留まっているのを常連さんのひとりが見つけました。

ホントにちいさ~い点だったので、研ぎ澄まされた観察眼には驚かされます…!

 

クマタカか…?」

「あれはクマタカやね…」

「うん、あれはやっぱりクマタカや」

 

と、張り込み中の刑事さんのようでした👮笑

 

みんなで観察していたら、スイ~と目の前を横切ってくれたり、サービス満点!✨

猛禽類ならではのイケメン顔ですが、翼幅が大きく丸みを帯びていて、可愛らしいフォルムをしています♪(写真は撮れませんでした💦)

 

 

 

観察舎の周りの動物たち

観察舎周辺にもいろいろな野生動物たちが棲んでいました。

カケスが数羽で鳴きあっていたり、観察舎の窓枠でヤマガラが休んでいたり。

 

 

駐車場から観察舎へ向かう道すがら、ニホンザルがちょこんと木に座っていました。

 

 

 

見返り美人さん💖

 

 

 

近所を走行している時には、お食事中のアナグマが。

 

 

 


www.youtube.com

 

 

 

3日間とも割とお天気が不安定だったのですが(さすが北陸)、色々な動物たちが生き生きと暮らしていました。

 

 

 

「野生のまま」を観察すること

タスマニアに来てからというもの、国立公園の「人が歩くルートを制限し、動物の安全を確保しながら観察する」方法は素敵だなぁと感じているのですが、

この度振り返ってみて、ブナオ山観察舎の「遠くから動物の暮らしを覗く」方法こそ、動物たちにとっても私たちにとっても、一番いい形だなと思います。

 

 

以前チラッとお話しましたが、私は過去に二度ツキノワグマと出会ったことがあります。

 

一度目は山道を走行中に近距離で遭遇、大変びっくりさせてしまいました💦

二度目は親子で、私との距離は100mくらいあったかと思います。

それでも、子育て中だからか緊張感が溢れ出ており、コチラにも気づいているようでした。

 

それくらい敏感で、怖がりな動物です。

 

ブナオ山観察舎で見たクマの姿は、これまでとは雰囲気も行動も全然違っていました。

 

 

世間では怖い印象のあるクマですが、自然の中でのびのび穏やかに暮らす姿から、世の中のイメージが変わるんじゃないかな、と思います。

「野生のまま」を知ることは、他生物との共生への近道なんじゃないかな。

 

 

 

おわりに

私たちにとって大変有意義な三日間となりましたが、それも、スタッフさんや常連さんの優しい手解きがあってこそです。

皆さんには、本当に感謝してもしきれません…✨

 

ブナオ山観察舎は、迫力はないかもしれないけど、動物たちの自然な姿が見られる、素晴らしい施設です。

 

今まさに、動物観察のベストシーズン。

ぜひ観察舎の窓辺から、動物たちの“野生”を覗いてみてくださいね♪

 

 

 

カタクリなどの山野草たちとも出会えますよ♪

 

★最後まで読んでいただきありがとうございます★

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